【変形性股関節症】高齢者の保存療法(大阪)

 

銀座に帰ってきました。

先週は一週間大阪に滞在しておりました。

急なキャンセルもありましたが、空き枠も直ぐに埋まり、手術前と手術後、やはり悩んでいらっしゃる方は多いのだと実感しました。

さて、銀座のエレベーターホールには、「手術療法」に関する書籍、「保存療法」に関する情報誌、また朝日カルチャーの勉強会の案内や著名な医師による講演会のパンフレットご用意しております。股関節痛の知識の整理にぜひご活用下さい。

 

 

 

今朝も症例紹介です。

変形性股関節症末期と診断された70代後半の女性です。

シニア世代の方たちも皆さんがんばっていらっしゃいますね!

 

【医療機関で診断された病名】

変形性股関節症(末期)

 

【解説】

初発痛は40代、それまで全く股関節に痛みを感じる事なく生活してきました。

医療機関では臼蓋形成不全による変形性股関節症との診断、手術を宣告されていましたが、どうしても手術は嫌。柔道整復師の治療院で2ヶ月お世話になりすぐさま痛みは改善されました。しかし、右足首の捻挫後に股関節痛が再発。再び整形外科を訪れると今度は変形性股関節症末期との診断。それ以降、外出する機会はめっきり減り、身の回りのことに不自由を感じるまでに悪化し、心配された

ご家族に付き添われご相談にみえました。大阪の出張時にお会いすること2回、当初の痛みはだいぶ治まり、日常生活でも不自由を感じることは少なくなり、ご本人の希望で一先ず経過観察となりました。今後は、ご本人の目標に合わせ、運動課題を見直しながらフォロー予定です。

 

【理学療法士コメント】

股関節痛を患いほぼ40年。前回の方同様経過が長い方では、これまでの痛みとの向き合い、生活の仕方次第で目指せる到達地点が異なります。症状によっては手術の方がより短期に目標が達成される場合もありますし、保存療法でも十分目標が叶うこともあります。ご本人が何を第一優先に望むかで、治療方法は大きく分かれます。

こちらの患者様の場合には、骨は確かに末期ではありましたが、あまり動いてこなかった末期。歩く様子をご覧頂ければお分かりのように、痛みで歩けないというよりかは、動いてこなかったから歩けなくなってしまったのです。関節の拘縮、脚長差の問題などありますが、無理して動いてこなかった分、回復がスムーズです。唯一、動くことへの「恐怖」が強かったため、痛みの現状と原因を詳しくご説明し、納得の上で運動量の向上に努めて頂きました。

保存療法的には、特に、歩行時における痛みがある左側への「傾き」と「方向転換」、これらは何としてでも早めに改善させておきたいところです。いくら痛みが改善されたとはいえ、また斜めに傾いて歩けば同じような痛みを繰り返します。方向転換時のふらつきは将来的には転倒→人工関節手術が心配されます。

長期に渡る変形性股関節症でも、ご本人の症状に対する理解が早く、ご家族の協力もあったため速やかに症状は改善されました。股関節の手術とは本来医療者が決めるものではなく、患者様ご自身で決断できるものです。希望や症状によりわざわざメスを入れずに済む場合も多く存在します。手術をお決めになる前に、ぜひ専門の理学療法士へもご相談下さい。

 

【痛み】

「日常動作全て。」

 

【ginzaplusへの期待】

「このままもたせたい。」

 

【施術期間】

4ヶ月、計3回。

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【変形性股関節症】高齢者の保存療法(東京)

 

「どれくらいで良くなりまか?」

「何回くらい通えば良くなりますか?」

よく聞かれる質問ですね。

 

基本的には、痛みが発症して間もない方は速やかに回復します。

変形性股関節症の痛みとは初期には違和感や軽い痛み、自然消失することもあり、医療機関でも放っておかれがちですが、このタイミングで治療に乗り出せた方たちは改善が早いです。症状の程度に関わらず、たとえ車椅子でお越しになられた方でも、早い時期に保存療法に出会えた方は一回の施術と生活指導のみで、痛みなく歩けるようになる事もあります。確かに年齢の影響もありそうですが、こちらで拝見する限り、たとえ痛みがあっても活動レベルを落としていない方、歩行補助具に頼っていない方、何としても家族には迷惑をかけられない、強い信念と意気込みで乗り込んだきた方たちは一律に回復スピードが早いですね。

 

変形性股関節症も初期から末期、色々な方たちの痛みを診てきましたが、症状には個人差がある、と一括りにまとめるよりも、個々それぞれがの経験や生き方、見てきたもの、聞いたもの、感じたもの、その人が人生で学んでこられた価値観そのものが、痛みとの付き合い方や回復スピードに強く反映されるように感じています。

 

さて、今日も症例紹介です。

70代後半の女性です。変形性股関節症「末期」と診断された方です。

 

【医療機関で診断された病名】

変形性股関節症(末期)

 

【解説】

幼少期は問題なく過ごし、30代に入ってから長歩きの際に股関節に違和感を感じるようになりました。その後大きな痛みもなく生活できていましたが、60代に入ると急に重苦しく眠れない日々が増え、これではまずいと思い股関節専門外来を受診し始めました。しかし、どこの医療機関にかかってもいわれる事は同じで手術以外の回答はなく、絶対に手術はしたくはないとの思いから鍼治療や吸い玉療法、歯の噛み合わせ矯正など様々な民間療法を試してこられました。ginzaplusへご相談頂くようになってからは、痛みは改善され、日常生活動作でもほぼ不自由なく「歩きはかなり良い」と満足のご様子です。今後は3、4ヶ月に一回の割合でメンテナンスを継続していくつもりです。

 

【理学療法士コメント】

レントゲン上には骨嚢胞が確認され、変形も酷く、痛みがある側の患側の骨は痩せ細り、医学的にはどこの医療機関へかかっても手術適応と判断されます。但し、痛みとは必ずしもレントゲン上に現れるとは限らないため、痛みの原因によっては手術を回避できます。特に70代後半、今後症状の悪化を招くようなライフイベント(出産、子育て、引っ越し、重労働など)は少なくなるため、保存療法により痛みの原因が特定できたなら、ご本人の望みである一生このまま未手術も十分可能と考えられます。

まず、歩きを拝見すると、お尻を引いた荷重姿勢、まさに変形性股関節症の典型的な歩容パターンです。

トレッドミルから手が離せず前傾姿勢。股関節が正しく働けておらず、これでは時間の問題です。今は良いかも知れませんが、旅行に出かけたり遠出をしたり、長距離歩行、坂道、不整地などイレギュラーな場面に遭遇すれば、症状の悪化が心配されます。一生未手術を目指すなら、もう少し歩き方も正常に近づける必要があります。短くなった左脚でも少しずつ踵から着くように意識し、股関節周囲の筋肉が働き始めたならば、今度はインソールを着用し条件を整えた中で慣らしていきます。長年股関節を患っていたにも関わらず、歩行補助具(杖やキャスターバッグなど)を一切使用されなかった事で悪い癖が身に付いておらず、健常者レベルの歩容が実現できました。見た目が良いという事は、それだけ股関節を上手に使えている証拠でもあり、結果、今後生活するに十分な筋力、可動域は普段の生活の中で獲得されます。

しかし画像上も分かるように、まだまだ硬い股関節です。末期の特徴でもあり、今後も少しずつ運動課題を調整しながら、更に動ける身体作りを目指し取り組んでいきたい、と考えております。

 

【痛み】

「階段の昇り降りと立つ時、座る時。」

 

【ginzaplusへの期待】

夫:「何としてでも今より楽になってもらいたい。」

 

【施術期間】

約1年、計10回。

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【変形性股関節症】先天性股関節脱臼 短期治療の成果

 

おはようございます。

東京も急に寒さが増し、痛みを訴えご相談頂いております。

出張施術は来週は大阪の予定です。来月には福岡へ伺います。

勉強会は来月、神奈川県・湘南で開催されます。

私は、これから朝スイムに出かけます。皆さんも元気にまいりましょう!

 

さて、今朝も症例紹介です。

30代の女性、会社員の方です。

 

【医療機関で診断された病名】

先天性股関節脱臼

 

【解説】

元々股関節の治療経験はなく、幼少期から不自由に感じることはありませんでした。

社会人になってからはスキューバーダイビングやヨガを始め、股関節に異変を感じるようになったのは30代に入ってからです。ある日突然激痛が走り、専門医師を訪ねたところ先天性股関節脱臼という診断名を初めて聞かされました。医師からは一年毎の定期検診と痛みが出たらすぐ来るようにとだけ告げられ、最近ではヨガでもできないポーズが増え、バキバキ音も気になり始めたため、将来の生活が不安になりginzaplusへご相談にみえました。痛みは落ち着いていたため、股関節への負担になるような動作を一通り確認し、歩き方のチェックを行い、今後は半年に一回のペースでお越し頂くようお願いしました。

 

【理学療法士コメント】

幼少期には何の問題もなく突如襲いかかる股関節痛。医師からは先天的な骨の問題と聞かされ寝耳に水、驚かれた方も多いことでしょう。運動を続けていた方はそのまま続けて頂いても結構ですし、リハビリだからといって無理に慣れない筋力トレーニングに励む必要もありません。同年代の方と同じように動いて頂いて大丈夫です。ただ唯一、確認しておきたいのは体重を支えた際の「股関節の使い方」です。

先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全がある場合、一般的に受け皿の臼蓋とボール状の骨頭との間にアンバランスが生じます。痛みが生じかばって使い始めると、受け皿とボールとの関係が徐々に悪化し、体重を乗せた時には臼蓋の縁、軟骨が薄い箇所で荷重し始めます。一番分かりやすいのは「歩き方」です。後ろからみた時には、痛みがある側(あるいは健側)へ大きく肩を揺すってはいないか。横からみた時には、前傾姿勢、トボトボ歩きになってはいないか。自覚症状がある、もしくは、家族友人に指摘された経験があれば、早めに取り掛かっておきましょう。歩く際に正しく股関節を使えれば、それだけで筋肉の柔軟性は解消され、動くのに十分な筋力が付いてきます。

変形性股関節症の痛みも、初期においては出たり引っ込んだり、波もあり、自然消滅することも多々あります。そのため皆さんも放置し見過ごしがちですが、短期に改善を目指す上ではこのタイミングこそ進行予防、再発予防に最適です。

先天性股関節脱臼があったとしても、早期に適切な保存療法の指導を受けられれば、将来的に手術を考える必要は全くありません。左右の可動域、脚長差にも問題がなければ、健常者並みのかなり高いレベルのQOLの実現も可能になります。どのように動いて良いのか、運動量やその方法など、曖昧になっていれば早めに専門家に相談しましょう。

 

【痛み】

「たくさん歩いた日、翌日。」

 

【ginzaplusへの期待】

「今は痛みはないものの、どう生活したら良いか教えて欲しい。」

 

【施術期間】

1回。

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【変形性股関節症】臼蓋形成不全 短期治療の成果

 

明けましておめでとうございます。

東京は青空に恵まれた清々しいお正月となりました。

ginzaplusは昨日5日から新たな1年を迎えています。

 

今年も、世界標準の変形性股関節症治療の現状を発信しながら、自らも、良質な施術が提供できますよう努力を重ねていきます。手術療法と保存療法、各種勉強会も各地で開催予定です。少しでも興味がございましたら、ご活用下さい。今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

さて、本日も症例紹介からまいりましょう。

50代女性、歯科助手の方です。

 

【医療機関で診断された病名】

臼蓋形成不全

 

【解説】

幼少期から開脚動作が苦手であり、転び易く、ご両親からも歩き方の指摘を受けてきました。影響が現れるようになったのは10代に入ってから。徐々に股関節周囲に痛みを覚え、跛行も目立つようになり、休日には出歩くことを控えていました。近医の診断では臼蓋形成不全、手術を勧められましたが、どうしても手術を回避したく、医師から処方された湿布と民間療法で様子をみてきましたが、いよいよ限界を感じginzaplusへご相談にみえました。保存療法を開始してからはすぐさま効果を実感され、現在は仕事を継続しながらランニングも再開、1日5000歩を目指し順調に回復されています。

 

【理学療法士コメント】

日本では臼蓋形成不全を発覚すると先天的な問題、将来的に手術が必要と説明され、たとえ早期に発見できたとしても適切な指導を受けられずに手術に至ってしまうケースが多くあります。骨の形状異常だけが痛みの原因ではありません。臼蓋形成不全が単独で症状を進行させることは稀であり、幼い時からの生活習慣(床での生活や内股)や家庭環境(子育て、介護、引っ越し)、仕事内容(長時間のデスクワーク、重労働)など複数の要素が重なり合って股関節痛を発症させます。特にこちらの患者様のようにレントゲン画像上、確かに屋根の浅さは確認されても、多少の骨盤の歪み以外は目立った左右差もなく、骨太でしっかりとした股関節です。このような状態でメスを入れるのはもったいない。医学的に骨の問題と診断されても、過去の経過にこそ股関節症の要因が多分に含まれています。初発年齢が10代後半ということで病状への理解も心配されましたが、動くことへも非常に意欲的であったため、すぐにでも効果を実感頂けました。

保存療法では骨を治すことはできません。但し、これまでの身体の使い方の癖や疲労を解消させることで、痛みを短期に取り除くことは可能です。後は、本人の意識次第で再発予防も十分に期待できます。

 

【痛み】

「何かが引っ掛かった様に動かなくなる。 太ももが痛くて上げられなくなる。 体育座りをすると詰まった感じがする。」

 

【ginzaplusへの期待】

「有酸素運動や軽いランニングをしたいです。月1回の整骨院、毎週のインディバ加温からの卒業。」

 

【施術期間】

約2ヶ月、計2回。

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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2016年とこれから

 

昨日12月28日をもちまして、本年度ginzaplusの仕事納めとなりました。

ブログやホームページ、講演会を通じ、昨年以上に多くの皆様に保存療法へチャレンジして頂き、本当に嬉しく思っております。

変形性股関節症に関わらせて頂くようになって、私がまずお伝えしなければならないと思ったのは、手術以外に「保存療法」という介入手段がある、という事実です。海外では日本よりもずっと先にその効果を立証し国単位で活動を続けています。しかし、ご存知のように日本では医療システム上の問題や医療者側の意識の違いから、十分な保存療法が提供されていません。見渡せばここ数年で人工関節センターが各地に乱立し始め、治療の主流は確実に「手術」に傾きつつあります。それでも世界の臨床家は保存療法の効果を強調し普及させようと取り組んでいます。だからこそ同じ視点で、医療とはまた別の角度から、保存療法への理解を広く多くの方にお届けしたい、と思っております。

 

来年前半までの予定です。

 

【2017】

1月・・・大阪出張施術

2月・・・福岡出張施術、朝日カルチャー講演会(湘南)

3月・・・(トライアスロン)

4月・・・大阪出張施術、朝日カルチャー講演会(新宿)、(トライアスロン)

5月・・・仙台出張施術

6月・・・朝日カルチャー講演会(湘南)、朝日カルチャー講演会(福岡)、福岡出張施術

 

今年はあまりの忙しさにほとんど出場できませんでしたが、来年はトライアスロンへも力を入れます。以前のブログでも公言した通り目標は50代での世界選手権へ出場!です。皆様の挑戦とともに自分自身も成長し続けたいのです。私の理学療法士としての人生は「保存療法の普及と発展」それと「トライアスロン」、この2つに尽きます。苦しい時の支えになるのが、トライアスロンで鍛えられた体力であり精神力。それらが活かされるのがまさに皆様との保存療法の現場です。

 

これから日課の朝ランに出かけてきます。

来年度も多くの皆様にお会いできますのを楽しみにしております。

どうぞ良いお年をお迎え下さい。年明けは5日(木)からスタートです!

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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