歩き方とダイエット


おもしろい記事が飛び込んできましたので、
ご紹介させていただきます。


日本のプロ野球チームに所属するメディカルトレーナーの方が、
「歩き方」についてコメントをしています。


異なるバックグランドを持つ専門家の話しには、私も大変興味があります。


早速ご紹介いたしますが、
ここで推奨されているのは、“股関節歩行”。


私が目指すのは、“骨盤歩行”。


表現の仕方は異なりますが、
目指すところはほとんど同じです。





「まず知ってほしいのが、“膝歩行”と“股関節歩行”の違いです。


 日本人は普段、歩くときに膝を使って歩く、つまり“膝歩行”の人が
 多いんです。


 それに比べて多くの欧米人や、モデル、トップアスリートたちは
 股関節を使って歩く“股関節歩行”なんです。


 “膝歩行”は、地面に足が着いたときには膝が曲がっていて、
 その曲がった膝を伸ばして歩く。
 ※股関節症の方に、膝痛を抱えた方が多いのこういう訳です。


 膝を伸ばすときは上に突き上げる力しか出ませんから、
 前に進む推進力を出すために、


 自分を猫背にして重りを前に付けて進むことになる。
 結果、姿勢も悪くなります
 ※太ももの付け根の筋肉に負担がかかる歩き方です」


 
 “股関節歩行”とは、どのような歩き方?


「“股関節歩行”は踵(かかと)から着地しますから、
 地面に足が着いたときは膝が伸びている。


 “膝歩行”のように曲げた膝を伸ばす力は使えないので、
 お尻と太股(ふともも)の裏の筋肉を使って、
 足を後ろに引こうとする。
 

 つまり、“膝歩行”とは使う筋肉が全然違うワケです。
 ※歩き方を変えると筋肉痛が出るのはこういう訳なんです。


 だから、普段からお尻と太股の裏の筋肉を使って歩く“股関節歩行”
 を心がければ、ヒップアップされていくということです」



 皆さんも病院で診察を受けるとドクターから、


 「やせなさい」と、言われることが多いと思います。


 しかし、体重を落とすことはそんなに簡単ではありませんよね。


 何か良い方法は・・・、と、私も考えておりました。
 そして考えついたのが、歩き方の改善です。
 

 歩き方を変えると、筋肉の使い方が変わります。
 

 理想的な歩行を身に付けると、カロリー消費も向上するのです。
 ※こちらは現在被験者の方に実験していただいております。
 
 
 
「“股関節歩行”は“膝歩行”よりカロリーもちょっと多く
 消費できますし、 猫背になる必要がない分、
 肩こりがずいぶん楽になってる人も多いんです。


 また、お尻の筋肉と同時に大腰筋(股関節の筋肉)も鍛えられる。
 インナーマッスルである大腰筋が鍛えられると代謝もよくなるんです。
 
 
 すぐには 効果が出なくても、常に股関節歩行を意識して歩くだけで、
 1〜2年でだいぶ変わってくると思いますよ」

 ※効果の出方には、個人差がありますね。


 たとえ専門が異なり、
 治療技術やアプローチの方法が違っても、診る視点は同じなのです。

 
 広い視野を持ち、多角的に問題を捉えると、
 解決方法はいくらでも出てくるはずです。
 
 
 歩き方とダイエット、これは効果が期待できます!

 
 
 

〜本日から3日間学会に出席させていただきます。
 “公用自転車”で行ったり来たりでご迷惑をお掛けしますが、
             どうぞ宜しくお願い致します。〜





よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

股関節治療を考える


ダイアナさん、
コメントを拝見させていただきました。
いろいろ悩んでいらっしゃいますね。


まずは、ご自身の問題点が整理できると、
解決方法が導き出せるのではないでしょうか。


現在の問題は、
可動域、股関節の動きの問題なのでしょうか。


それとも、筋力の問題なのでしょうか。


それ以外の問題なのでしょうか…。


可動域の問題であれば、
動きを制限している筋肉を緩めることで、解決できるかも知れません。


筋力に問題があるとすると
動きに伴う力の発揮の仕方を新たに学習する必要があります。


リハビリ現場で蔓延している、
筋力低下=筋力トレーニングという短絡的な方法では
解決ができないことが多いです。


筋力を発揮しやすい体内環境を整える作業が必要です。


筋肉の働きを学習する過程は決して容易でないこともあります。
時間を要することもありますし、何よりご本人の意思付けが重要です。


このあたりの問題が整理できると、
今必要な課題が明らかになってくるのではないでしょうか。


また、「正しい歩き方」には個人差がありますので、
こういう歩き方が正しいと、一概に申し上げることは難しいです。


人それぞれに「正しい歩き方」は異なります。


私が考える正しい歩き方とは、
バリエーションを持った歩き方です。


場面に応じて、ゆっくりも歩けるし、速くも歩ける。
左脚からでも右脚からでも動いていけるような
対称性が理想的です。


そして、
この背景には基本的な筋肉の使い方による運動学習が必須です。


ただ歩く練習をするだけで身に付く方は、
特別に能力の高い方です。
自然と黙っていれば身に付くというものでもないと思っています。


大学病院時代から、
様々な方の歩行に携わってきましたが、


股関節を専門に診るようになり、
股関節症の方が陥りやすい特徴的な歩行パターンが確実に存在します。


これが筋肉のアンバランスを引き起こすことで、痛みを生み、
そして病的変化へと進行させます。


これを予防するためには定期的なセラピーも必要ですが、
何より日常の管理が大切です。


そのため、普段の姿勢や歩行にまで介入し、
ご自身でも股関節の状態をマネージメントできるようになることを
最終的な目標に掲げております。


もっと楽に、もっと綺麗に歩きたいとの要望があれば、
とことん一緒に追及していきたいですし、可能性を感じています。


それは、それぞれ能力をお持ちなのに、
日常場面では発揮できていない方が多いからです。


あとは我々セラピストがどこまでその潜在的な能力を
引き出せるかにかかっています。


使命を感じております。
前向きに頑張っていきましょう!



最後にお知らせです。


6月29日開催の歩行教室の資料を昨日配送させていただきました。
お手元に届くまで今しばらくお待ち下さい。


それと、まだ未定ではございますが、


第2回 LE SALON GINZA plus主催、少人数制歩行教室を
2009年7月下旬頃 午後の2時間くらいを利用して開催する予定です。

今回は休日に行います。

場所は東京都武蔵野市「吉祥寺」です。

 
詳細が決まりましたら、
またブログ内にてご案内させていただきます。


こちらもどうぞよろしくお願いいたします。





よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

股関節の運動の“中身”


中山さん、
コメントを拝見させていただきました。


身体の使い方が変わってきましたね。
良い方向へ変化しているようでよかったです。
今まで休んでいた筋肉がようやく目覚め始めたようですね。


前回が初回でしたが、
可動域に対してはほとんどアプローチをしておりませんでした。
その代わりに、歩くときの荷重の仕方をしっかり確認しました。


今は股関節周りの筋肉に負担のないように荷重ができているので、
筋肉に緩むチャンスが与えられています。
まだまだ改善するでしょう。
その調子で頑張ってください!


歩行教室ではどうぞよろしくお願いいたします。


さて今日は、
股関節の運動についてです。


股関節の運動はとても複雑です。



その特徴的な形から、
様々な方向に動くようになっています。


「股関節を伸ばす」という運動を考えてみても、


骨盤と大腿骨の骨頭との間には、
回旋や内・外転などの運動の要素が必要になります。


何気ない動作にも、実は細かな運動が必要であり、
これらの要素が満たされれば、
軟部組織に負担のない運動が可能になります。


私が皆さんの歩行や運動をみているのときに
特に注意しているのは、その運動の“中身”です。


「できる」、「できない」よりも
どのようにその運動を行っているかを注意深く観察しています。


運動の“中身”の質を高めているのが、
皆さんのインナーマッスルの働きです。


我々の身体の表面にはアウターマッスルと
深部に存在するインナーマッスルがあります。


これらの筋肉がうまく補い合いながら、
ストレスのない円滑な運動を可能にしています。


先ほどの、股関節の伸展(=伸ばす)運動の中では、
インナーマッスルが最初にしっかりと収縮し同時に関節に安定を与え、


小さな動きからスタートし、
アウターマッスルがその運動を引き継ぐように
大きな運動を起こしているのです。


安定が作られれば、動きは付いてきます。
まずは安定性の獲得です。


皆さんに毎回ご指導させていただいているのは、
この安定性を作りだすためなのです!




よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

痛みの原因はシステムの異常


痛みの原因が筋肉であることが、
確かに多いのですが


なぜ筋肉が痛むのでしょうか??


筋肉の痛み、その発生の解明に乗り出している先生がいます。
アメリカのワシントン大学の理学療法士であるShirly A.Sahrmannは、


股関節症の病態を以下のようにまとめています。


「運動を複数の構成要素からなるシステムとしてとらえ、
 その構成要素の問題が、特定方向への運動を起こし、
 システム全体として影響を受け、運動の異常が生じるのである。」


これが、結果的には筋肉の痛みとなって現れるのです。


実際によく遭遇するケースを例に上げご説明いたします。


股関節が伸びにくい方は多いと思います。


日常の中で使われる「股関節を伸ばす」という動作は、



股関節のみの運動ではなく、
お腹の筋肉の働きに伴う骨盤や背骨の運動を必要とします。


しかし、これらの構成要素に問題が生じるようになると、
身体の他の部分で補うようになります。


股関節の方がお尻を引いて、腰を反らして歩くようになるのは、
「股関節を伸ばす」というシステムに異常をきたしているからです。


そしてこの状態が繰り返されると、
一定の筋肉に負担を与えるようになります。


この負担がやがて痛みを伴うようになるのです。


このように痛みは、身体全体のシステムの異常からきているのです。
このようなことからも、
股関節以外の機能にも注目してセラピーを進めると、
痛みが軽減されることが実に多いことに気付きます。


皆さんには、
お腹の深部の筋肉を働かすことで骨盤の運動を引き出す練習を
していただいております。


これは、股関節を伸ばすための運動をストレス無く引き出すためには、
必要な運動の要素だからです。


私も皆さんに負けないように毎日自転車で鍛えていますよ〜!






よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

筋肉のコリの原因


先日はお休みを利用して、
行きつけのマッサージへ行ってまいりました。


2ヶ月に1度位のペースで通っている、私の身体のメンテナンス道場です。


そこには、痛いくらい強く押してくれる先生がいるのです。


終わると翌日2〜3日はだるさが残りますが、
その後の調子が抜群に良いのです。


私の肩と首はこの先生にお任せしております。


さて、
皆さんの筋肉のコリはどこから、
どのようにして生まれてくるのでしょうか。


股関節まわり、殿部周辺、骨盤周囲の筋肉のコリの原因は、
その特徴的な運動や動作から作られることが多いようです。


コリの原因の運動や動作が見つけられないと、
何度も同じところに筋肉のコリを作ることになります。


ダンスを趣味でされている方、
ダンスでお仕事をされている方がお越しになられています。


股関節周りの筋肉のコリは
その特徴のある身体の使い方から生まれます。


筋肉のコリを緩めるだけで痛みは軽減します。


しかし、またその後のハードな練習やお稽古で
同じような身体の使い方を続けると、
再び筋肉のコリを生み、痛みやケガにもつながります。


あらたに痛みを作らないためには、
筋肉に負担とならないような基本的な身体の使い方を
再び学習する必要があると考えています。


ダンスのような複雑な運動だからこそ、基本が重要です。


筋肉の働きを意識することで、
基本的な身体の動き方をマスターし、
筋肉のコリを作りにくい身体作りを目指していただきたいと思っています。




よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!