歩行を科学する Kさんの場合


前回のブログでご紹介させていただきましたKさんは、
身体の使い方に問題を抱えていました。


すでに勘の鋭い方はお気付きになられているかも知れませんが、
筋肉の緊張によって引き起こされる痛みは、一種の「症状」です。


ある「原因」によって生じたものが痛みだと考えています。
痛みは身体から発せられるサインです。


皆さんの身体が「本来の使い方と違うよー!」と、
警告を出して教えてくれているのです。


このサインが股関節や痛みの治療ではセラピスト側に
大きなヒントを与えてくれます。


では、Kさんは具体的にはどのような問題、
痛みの「原因」を抱えていたのでしょうか。


股関節症の方が最も陥りやすいポイント、
体重のかけ方に問題を抱えていたのです。


Kさんは体重をかけるときには、
必ずと言ってよいほど脚の外側の筋肉で身体を支えていました。


これがKさんの身体の使い方の特徴、体重をかけるための戦略だったのです。



左から中殿筋(ちゅうでんきん)、小殿筋(しょうでんきん)。
これらの筋肉に必要なのは「動き」なのですが、いつも固定的に働くことで筋肉を硬くし、動きを作り出すことができませんでした。
その結果、痛みが生じていたのです。

皆さんはいかがでしょうか。


そしてお馴染の、小さな大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)。
Kさんはこの筋肉にも負担をかけざる負えませんでした。
上の2筋に「動き」が無くなってしまったことが原因なのですが、
この2筋の影響を受け、常に過剰に働かなくてはならなくなり、
痛みを生じていたのです。


そのため、悪影響を受けていたこの筋肉の緊張をまずは
リセットする必要がありました。


変形性股関節症と診断を受けた方に実に多い症状が、
これら“外側3筋”の痛みです。


3人に1人は必ずと言ってもよいほど、この3筋に痛みを訴えます。


なぜでしょう。


これが分かれば、変形性股関節の問題の多くはほぼクリアできるでしょう。


「症状」に対する治療だけでは、再び痛みを繰り返す可能性があります。
「症状」を引き起こす「原因」に直接アプローチをする根本治療が
必要です。


Kさんも、歩行時の体重のかけ方を毎回何度も確認しています。


足の着く位置、つま先の向き


そして、骨盤の向きや骨盤の動き。


さらには、筋肉の働き方まで。


ここまで確認できてはじめて身体に変化を与えられます。


余計な筋肉の緊張は作りにくくなります。
痛みも出にくくなります。
力が発揮し易くなり、身体が楽に動かせるようになってきます。
きつい時にも対応ができるようになってきます。
そして、何より股関節に対する負担が軽減します。


直接「原因」に対して適切な介入ができると、
このような効果が期待できるのです。


皆さんの原因は何でしょうか。


Kさん、これからはまだまだ新たな発見があると思います。
股関節に負担にならない動ける身体作りを目指して、
お互い頑張りましょう!



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クイックチェンジ Quick Change!!


いつも最速の治療を考えています。
短時間で最も持続効果が大きい治療を追求しています。


身体の中で起こっている異常に対してどのような戦略、
技術をもって立ち向かうべきなのか。


例えば、


筋肉の異常な緊張を落とすために、ほぐすことが最優先なのか。


それとも、
筋肉の使い方を身体の動きの中で獲得することが最も必要なことなのか。


状況に合わせて、常に臨機応変な選択に迫られます。


特に、膝や股関節にみられるような関節症の痛みの根本は、


その痛んでいる個の問題というよりも、


その方のライフスタイルを基盤にして作り上げられた身体の使い方が
大きな問題だからです。


痛い部分を取り換えるだけではなく、
筋肉への負担となる身体の使い方そのものに対する
アプローチが重要であると考えています。


先日Kさんよりメールを頂戴しました。


Kさんは現在40代。
お仕事柄、着物を着て常に動き回っていなくてはなりません。
立ったまま作業をしたり、階段を上がったり下りたり…。


Kさんは私が診る以前より筋肉の治療にかかっておりましたので、
筋肉の状態自体はそれ程悪くありませんでした。


それよりも問題は、
ほぐされた筋肉をどのように使ったらよいのか、
身体がすっかり忘れてしまっていたことでした。


そのため以前は、
ほぐした後も再び今までと同じ身体の使い方をしていたため、
同じような痛みを繰り返していました。


セラピーの中では、筋肉の力の発揮の仕方を
実際の歩行や立った姿勢の中で促し、
筋肉の働きを再度確認することが最も優先すべき課題でした。



おはようございます。昨日はありがとうございました。
先生のサロンに行くようになって、3か月がたちました。


伺うたびに新しい発見があり、新鮮な驚きです。
人によって、同じ病気でも症状や痛みの原因、日常の癖も違うのに、
適切なアドバイス、素晴らしいです。


私の場合、仕事上なかなか痛みは取れないかもしれませんが、
今までは現在程度の痛みが出ると、


仕事にかなり差し支えが生じていました。
今は先生のおかげで、かなり頑張りがきくようになりました。


その為に尚無理して痛みを作っている可能性はありますが。
それでも、仕事上また経営者の立場としても、ありがたいことです。


正常歩行がこんなにも難しいなんて、信じられないような気持ちですが、
取り組む価値ありますね。


先生のご指導があれば、世の中の老人世代の方々も、
歩けるのではないかなと思い始めました。
これからもよろしくお願い致します。
ありがとうございました。



Kさん以外にも同じように“働きを忘れてしまった筋肉”を
もっている方が実に多いです。


これは股関節症という病態の性質上の影響があるからでしょう。


本来働くべき筋肉がその働きを忘れ、
他の一部の筋肉に過剰な負担をかけ、そして痛みを作り出す。


その影響は立った姿勢や歩き方に顕著に現れます。


Kさんは、ほぐしはある程度十分でした。


問題は、そのほぐされた筋肉がしっかり働けなかったことです。


筋肉はほぐれ、緊張は緩んだのですが、
体重を支えるための働き方を忘れてしまっていたのです。


原因の筋肉に体重を支えるという、
股関節の筋肉にとって基本的な働きを取り戻すことができれば、


効率的な運動が可能になります。応用が利くようになります。
疲れにくく、痛みが出にくくなるのです。


Kさん、今は“土台作り”の時間です。
股関節まわりの筋肉の基本的な働きを姿勢や歩行を通じて
確認することが重要です。
頑張りましょう!



ちなみに、Quick Changeとは、大学病院時代に鍛えたもらった
大先輩先生の口癖でした。


懐かしい〜


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歩行を科学する Yさんの場合


「歩き方が変われば股関節に対する負担は変わる」
もうすでに2005年の研究論文の中でも報告されていたのです。


前回のブログでは、現在担当しているTさんに登場していただいて、
ドクターの研究報告と実際のセラピー後の効果を
検証させていただきました。


ここでも皆さんの歩き方の変化と痛みの推移を追っていると、
先ほどの研究報告を強くサポートできる結果が得られそうなのです。


更なる検討が必要なのですが、
歩き方と痛みの関係については今後も皆さんのセラピーを通じて、
トコトン追及していきたいと思います。


さて、今日は千葉県にお住まいのYさんにご協力をいただきましょう。


現在70代のYさんは、お1人暮らし。


股関節の痛みを感じたのは3年前です。


その時近所の整形外科を訪ねると、
「痛みを取りたければ手術。」との宣告を受けました。


手術を絶対したくなかったYさんは精神的なショックを受け、
処方してもらった痛み止めとリハビリを始めることにしました。


そして昨年の3月、
再び同じ整形外科を受診すると担当の先生が
「3年前よりひどくなっている。」との指摘。


「良くなることはないけど、悪くはしたくなかった。」
Yさんは股関節に良いことは何でもやろうと健康雑誌を購入したり、
中国整体やマッサージなどに通い始めました。


そして、Yさんを担当させていただくようになってから約7か月が経った
今年の6月末日、再び同じ整形外科を受診すると、こんどは…。


「位置が戻っているから、大丈夫です。手術は考えなくていいですよ。
 悪いことは悪いけど、おさまっているからこのまま大丈夫です。」


こんなことを言われたのが初めてだったYさんは、
先日お会いするとすぐにご報告して下さったのです。


最初お越しになったときは、杖に頼っりながら娘さんと一緒でした。
歩き方には「横揺れ」がみられ、
悪い方の脚へはほとんど体重が掛けられない状態でした。


それが現在は、杖を使用しながらでもしっかりとした足取りで、
横揺れはほとんどなくなっています。


まったくの正常歩行を目指す必要はありませんが、
できるだけ正常に近い歩き方を目指しましょう。


歩くための準備。積み重ねた結果が現れて良かった。


「先生、世田谷には通えないからね」と言って下さった、Yさん。
大丈夫、どこへも行きませんよ、これからも頑張りましょう!



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歩行を科学する 実践編


前回のブログの中で、


1.歩き方の違いによる股関節に対する負担の変化


2.正常な歩行は股関節の負担を軽減できる


ことを、ドクターの研究報告をもとに示しました。


つまり、皆さんの歩き方にほんの少しでも、
正常歩行の運動の要素を取り入れることができれば、
痛みを軽減できる可能性があるということです。


筋肉をほぐし、過剰な緊張を緩めるのは、
正常な歩き方に必要な運動の要素を獲得するためです。


痛みは正常歩行を目指す過程の中で徐々に軽減されていくのです。


イメージがわきますでしょうか。
理屈ではわかっていても実際はどうなのか…。


早速、先日お越しになられたTさんにご協力をいただきましょう。


Tさんの悩みは、痛みでした。
10m歩くのもたいへんなときがありました。


歩き方を診ると股関節症の方に特徴的な「横揺れ」を呈していました。


1年ほど前からあった「横揺れ」ですが、
これこそが股関節に大きな負担をかける痛みの原因だったのです。


痛みのある左脚に体重をかけてもらいました。



左足を内側に着き、体重をかけていくと左の肩が下がってきます。


Tさんにとっては今まで痛みをかばいながら、
より安定した歩き方を追求した結果ではありますが、


この方法で長い年月をかけて筋肉を酷使してくると、
やがて筋肉は悲鳴を上げ、痛みを生みだすようになるのです。


股関節周りの筋肉のアンバランス、
一部の筋肉への過剰な負担が予測できます。


痛みの悪循環です。


セラピーでは、骨盤まわりの筋肉をしっかり緩めて、
正常歩行に必要な骨盤の動き、そして体重のかけ方を確認しました。


そして、1ヶ月後の様子です。



歩行時の痛みは軽減し、横揺れも少なくなっています。
丸ノ内線銀座駅からも歩いてきても、痛みを感じるのは軽度です。


安定感があります。
しっかり軸を作って、体重をかけられるようになってきています。


新しい身体の使い方が馴染むまでは、
痛みや歩き方に変化がみられてくるとは思いますが、
徐々に落ち着いてくるでしょう。


まだまだ上を目指せます。
可能性を感じます。頑張りましょう!



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歩行を科学する 理論編


今日は、歩行についてです。


変形性股関節症患者さんにみられる特徴的な歩き方こそが、
痛みの原因なのです。


歩き方によって股関節の軟骨や骨、
そしてそのまわりの筋肉へ大きな負担をかけることがあります。


股関節症患者さんの歩行について研究されているドクターが
報告しています。


下の図は、歩き方の違いによる股関節に対する負担の変化を示しています。


Reference)Suzuki:Hip Jpoint.J Clinical Rehab.vol.14 2005より一部改変


正常歩行との大きな違いは、
股関節症歩行ではより大きな力が関節に加わるということです。


股関節の軟骨や骨、そして周囲の筋肉に対する負担が増加しています。


筋力があれば問題はありません。
しかし、筋力がない場合、
何とか力を発揮しようと本来働く必要のない筋肉にまで
負担をかけるようになります。


これが筋肉を過剰に緊張させ、痛みを作るのです。


もうすでにここまで明らかになってきています。


歩き方によりこれだけ股関節周囲に対する負担がかかるのことが
わかってきているのですから、


今までの歩き方を修正し、少しでも正常に近い歩行を獲得できれば
股関節の痛みから解放される可能性があるということなのです。


筋肉の緊張を何度ほぐしても再び痛みが出る場合、
今までの歩き方に注目してみる必要があるのではないでしょうか。


せっかくほぐしても同じような使い方、歩き方では
また筋肉の緊張を作り、痛みを生みます。


ポイントは、
普段の歩行の中に下線にみられる正常歩行の
運動の要素を取り入れることです。


正常な運動が股関節に対する負担を軽減させてくれます。
軟骨、骨、そして筋肉に対する負担を軽減させます。


移動のための歩行よりも同じ歩くなら、
今よりもさらに股関節にやさしい歩行を目指したいですね。



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筋力トレーニングを科学する


今日は、筋力トレーニングについてです。


股関節まわりの筋力トレーニングで重要なことは、「バランス」です。


「筋肉を付ける」という意味合いよりもむしろ、
「筋肉のバランスを整える」ことが必要だと考えています。


軟骨がすり減ったり、骨の変形が起こったり・・・


これらは、筋肉のバランスが乱れ、関節が不安定になることで、
骨盤と骨頭の接触領域が偏り、部分的な集中をもたらすことで生じます。


そのため、皆さんと一緒に歩き方を確認するのは、
歩行、ウォーキングこそが最も筋肉のバランスを整える効果的な
トレーニングだと考えているからです。


先日お越しになられた方は、
筋力がないとの理由からこのような運動をするようにとの
指導を受けていました。




果たしてこの運動、本当に効果があるのでしょうか。


ご本人に確認すると、「ほとんどやっていない」とのお返事。
安心しました、正解です。


当り前のように実施されているこの運動、
実は、過度のストレスを関節に加えるのです。


理解のあるドクターはしっかり研究されておられます。


Reference)元田:筋骨格コンピューターモデルと三次元剛体バネモデルによる股関節の解析 関節外科22 2003


矢印の長さは運動に必要な筋力を示しています。
長ければ長いほど大きな筋力を必要としてます。
この図でもわかるように、脚を持ち上げるときに大きな負荷が
筋肉に加わります。
それに耐えられるだけの筋力があれば問題ないでしょうが、
無い人にとっては苦痛でたまりません。


特に、脚をかばって歩いている人や杖をついている人にとっては、
普段使っている筋肉をさらに疲労させる運動ですから、
痛みを助長させるでしょう。


さらに、健常者と臼蓋形成不全患者さんを対象にした報告では、



この運動を行うことで、
股関節の関節面に対する圧力が増加すことが報告されています。


特に、臼蓋形成不全がある方は要注意です。


つまり、股関節を伸ばした状態での脚の上げ下げの運動は、
筋肉を痛めるばかりか、軟骨や骨へも悪影響を与え、
関節症を悪化させる危険性が大きいというのです。


このようにもうすでに明らかになってきているのです。


股関節治療の主流は手術ですから、
当り前のように実施される運動自体に疑問を投げかける
先生達は少ないのかも知れません。


やってもよい人ももちろんいます。
違和感、痛みのない人。
少なくともブログを読んでくださっている皆さんは、
注意して下さいね。


※歩行教室のお申し込みをいただきまして、ありがとうございます。


お申し込みいただきました皆様へは、
今月末までには郵送にて改めてご案内させていただきます。


どうぞよろしくお願いいたします。



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第3回 歩き方レッスン開催のお知らせ


第3回 歩行教室開催のお知らせです。

受付を終了いたしました。
お申し込みをいただきまして、ありがとうございました。
(2009年8月26日)


〜予防のための歩行レッスン〜

現在リハビリの分野では、予防的な介入が注目を集めています。
理学療法士もまたこの分野における活躍が期待されています。

股関節の痛みを抱えた方達においては、早いうちに普段の姿勢や歩き方を
見直すことで、できる限り関節や他の部位に負担をかけないような
筋肉の使い方を身に付けることが重要だと考えています。

普段の何気ない動作だからこそ、その基礎をあたまとからだでしっかり
確認しましょう。

理学療法士 佐藤正裕が歩行のポイントをお一人ずつ
ご指導させていただきます。

今よりもさらに楽に、そして悪くさせないためにも
ご自身の身体を見つめ直す良い機会ではないでしょうか。

様々なレベルの方にもご納得いただける内容を準備しております。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。



日時:2009年 9月23日(祝) 水曜日  

    第一部 13:00  〜 14:20 (残り1名 8月12日現在)
    第二部 14: 30 〜 15: 50 (残り1名8月12日現在)

場所:東京都武蔵野市吉祥寺 
    
   JR中央線快速を利用し「新宿駅」から約15分 
   「吉祥寺駅」から徒歩5分
  
人数:各7名前後(最少催行人数 3名)

費用:5000円 
 
その他:鏡のあるダンススタジオで行います。
    バスタオルを一枚お持ちください。
    動きやすい服装でお越し下さい。


場所の詳細につきまして、
お申込みをいただきまして順に再度こちらからご案内させてただきますの
で、参加ご希望の方はこちらの予約フォームからご連絡下さい。
ご希望時間の明記をお願いいたします。


また、今回も定員に達し次第募集を締め切らせていただきます。


どうぞよろしくお願いいたします。





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足の着き方 


歩き方のワンポイント。


歩行の基本はまずは「踵(かかと)から着く」でした。


しかし、
その着き方によっては膝に違和感や痛みを生じることがあるようなのです。


特にこれまで脚をかばっていた方にこのような傾向がみられます。


つま先で体重を支える“名残り”が身体に染みついたまま、
いきなり、踵(かかと)から着いていこうとすると、
膝に負担をかけるのです。


足の着き方を変えるときには、
まずは身体全体の使い方に目を向ける必要があります。



つま先立ちの癖が残ったまま、
踵から着いていこうとすると骨盤が前傾し、固定されます。


本来ならば、踵を着けた瞬間から骨盤が徐々に動き始めるのですが、
その動きが作れないので膝をロックしたような状態でつっぱってしまい、
体重を支えます。


このような使い方が痛みを作るのです。


まずは、
「踵から着く」よりも、
身体の使い方を変えることが優先でしょう。


そのうえで、「踵から着く」が活きてきます。


歩き方を変える場合、
そのポイントだけでなく、
身体全体の使い方まで修正する必要があるのです。


Yさん、
その後の痛みはいかがでしょうか。
それでは本日午後、お待ちしております。


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「大殿筋が働いている感じが分からない」


最初は多くの方が口にします。


「お尻(=大殿筋)が働いている感じが分からない」


そうなんですね。
今まで働く機会を失っていた大殿筋を、
いきなり働かそうと思っても、なかなか感覚が伝わらないのです。


自分のからだの一部なのに…、悲しいですがこれが現実です。
しかしそれでも、必ずその大殿筋は復活をみせます。


大学病院勤務時代、
脳卒中や脊髄損傷の方のリハビリを担当させていただきました。


彼らは、脳からの命令が遮断されることで、
運動を起こす筋肉が働けない状態になっています。


それでも、適切な刺激を加え、正しいフォームで運動を導いていくと、
少しずつですが、再び動きを取り戻すようになります。


この分野では、「筋機能再教育(=relearning)」
ともいわれますが、筋肉に命令を送る神経が再びつながり始めます。



今まで出番が無かった分、筋肉が“鈍感”になっていますが、
意識を集中し、繰り返し行うことで新たな感覚を取り戻すようになります。


今は働きが鈍くても、正しい姿勢、正しい体重のかけ方で継続していくと、必ずその働きを取り戻すようになるのです。


「正しいやり方」、「意識」、そして「繰り返し」。


何年もの眠りから筋肉が目を覚ます時が必ず来るでしょう!



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大殿筋(だいでんきん)の役割


皆さんの姿勢や歩き方をみながら、
筋肉の働きを予測しています。


実際に筋肉の働きを触診し、その活動の程度を確認しています。


人間の姿勢を決めるのに重要な筋肉があります。
その多くは、身体の背面に存在しています。


誰が見ても良い姿勢といわれる人、
長い時間立っていても平気な人はこれらの筋肉の働きが優れています。


専門的には、「抗重力筋」と呼ばれていますが、
股関節症の方で特に注目していただきたいのが、
身体の中心に位置する大殿筋です。


大殿筋は脚の中でも大きな筋肉であり、
股関節とも密接な関わりのある筋肉です。


股関節を守ってもらうためにもしっかり働いて欲しいのですが、
大殿筋の働きが弱くなると、
その働きを他の筋肉にバトンタッチしなくてなりません。


股関節が曲がり、お尻が突き出たような姿勢は、
大殿筋が弱くなったために生まれた姿勢です。
股関節の前面と側面の筋肉が姿勢を維持する働きを担うようになるのです。


これが身体のバランスを乱し、痛みを生じさせる一因です。


心当たりはありませんか。


ヒトの老化は成長が終わった20歳前後から始まるといわれていますが、
唯一筋肉だけが老化に逆らって成長する組織です。


痛みの少ない快適な生活を営む上でも
抗高重力筋、特に大殿筋の働きをしっかり鍛えることがポイントなのです!


鍛えましょう!まずは、意識を!!



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