オーダーメイドの股関節ケア


昨日問い合わせの電話がありました。


「病院では歩き方まで診てもらえなかったので、
 どういう治療をしているのかと思いまして…。」


神奈川県にある有名な人工関節の病院で手術をされたのですが、
その後のリハビリプログラムに疑問を感じていらしたのです。


「手術をしていない側の脚が痛むようになってきて…。」
「杖をつく手に力が入りすぎて…。」


股関節のリハビリにおいても様々な運動プログラムが提示されていますが、
それらは本当に今の自分の状態に必要な運動なのでしょうか?


運動プログラムは、
今現在抱えている問題点に直結する運動であることが望ましいのですが、


実際は…。


皆さんの状態に合ったもの、
オーダーメイドとは程遠いのが現状のようです。


これまで多くの股関節症の方を診させていただきましたが、
傾向はあるにせよ、それぞれの治療のポイント、問題点は異なります。


誰一人として同じことはないのです。


それなのに病院では、
現在もなお股関節症にはお決まりの運動セットがプリントで用意され、
実践されているようなのです。


背景には、医療保険制度の影響があるのでしょう。


でも、これでは良くなる人も良くならない。
私にとってはこの現実に危機感を感じ、
患者さんの幸せに少しでも近づけるようにと考えた結果が
病院を飛び出すことでした。


ここにきてようやく、皆さんの個々の状態に合わせたプログラム、
オーダーメイドの股関節ケアが実現できるようになってきました。


最近はブログを通じて、病院に努めている医療従事者、
からだに携わるボディーワーカー、専門性に特化したセラピスト
の方からも問い合わせがくるようになりました。


こうして、それぞれの専門性を強みに皆さんの身体を診てくれる先生達が
今後は増えてくると思います。


これからの日本の将来、世の中には必要なはずです。


オーダーメイド股関節ケア、皆さんのそばでも広がってくるでしょう。



ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ…


よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

雑誌の取材依頼




本当は迷ったでしょ?
いやいや、全く迷いはありませんでしたよ。


電話を切った後、
自問自答し、改めて自分の目指すべき道を再確認できました。


実は、昨日お昼過ぎ携帯電話が鳴ったので、
予約の申し込みかなと思ってでると、
雑誌「Hanako」からの取材依頼のお話しでした。


初めてのことだったので詳しく聞くと、


どうやら、来月下旬発売予定の「Hanako」の中で、
銀座にある美容関係のサロンやエステを特集する企画があるようで、


その中に「LE SALON GINZA plus」もいかがでしょうか?
とのことでした。


お話しをいただいたときは一瞬、
電話越しに色々な情景が脳裏を過ぎりましたが…、


2秒後、改めて正気に戻り、こちらの状況もご説明して、
今回は見送らせていただきました。


一瞬こころが揺らぎましたが、
次お話が来たときも、大丈夫でしょう・・・。



ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ…


よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

何としてでも防ぐ!


皆さんの関節の状態、脚の動きを診ながら
「もったいないなぁ」と感じることがあります。


実際には良く動く股関節なのに、立ったり、歩いたりし始めると途端に、
その動きが制限されてしまうことがあるのです。


特に股関節の伸展の動きです。
ベッド上うつぶせになっていると良く伸びる股関節が、
立って歩き始めると、伸びていないのです。


すっかり伸ばし方を忘れてしまっています。
もったいない…。


この習慣が少しずつ関節周囲の組織を硬くし、
やがて股関節の動きを制限することがあります。


お尻を突き出すような特徴的な姿勢もみられますね。


硬くする前のなるべく早い対応が必要です。
ちょっとした意識で防ぐことができるからです。


下の図をご覧ください。
左側が正常な姿勢、右側が伸ばしにくい方の姿勢です。



右図は、
骨盤まわりの筋肉が股関節の伸ばし方をすっかり忘れてしまった姿勢です。


この体重の支え方では、股関節だけでなく、
腰や膝にも影響を与えることが予測できます。


股関節症の方で問題となるのが、骨の影響が少ないにも関わらず、
股関節を伸ばさずに立っている方が非常に多いことです。


股関節症ではなくても、最近はこの様な姿勢をみかけますね。


この体重の支え方が、
股関節の関節面への偏った力を生むことで、軟骨をすり減らし、
やがて何ともなかった骨を徐々に変形させるのです。


何としてでも予防し、ケアしていかなくてはなりません。


皆さんの立った時のその姿勢はいかがでしょうか。
しっかり筋肉で支えて立っていますでしょうか。
そのポイントさえ間違えなければ、十分に修正可能です。


身体を支えるはずであった筋肉に、
もう一度その働きを覚えてもらいましょう!



〜お知らせ〜
受付を終了いたしました。
お申し込みをいただきまして、ありがとうございました。
(2009年8月26日)


第3回 吉祥寺歩行教室開催のお知らせです。

多数の皆さまからのお申込みを頂戴しまして、ありがとうございました。
第一部、第二部とも開催決定です。

残り1名ずつとなりましたので、
ご希望の方はご連絡をお待ちしております。


日時:2009年 9月23日(祝) 水曜日  

    第一部 13:00  〜 14:20 (残り1名)
    第二部 14: 30 〜 15: 50 (残り1名)

場所:東京都武蔵野市吉祥寺 
    
   JR中央線快速を利用し「新宿駅」から約15分 
   「吉祥寺駅」から徒歩5分
  
人数:各7名前後(最少催行人数 3名)

費用:5000円 
 
その他:鏡のあるダンススタジオで行います。
    バスタオルを一枚お持ちください。
    動きやすい服装でお越し下さい。


場所の詳細につきまして、
お申込みをいただきまして順に再度こちらからご案内させてただきますの
で、参加ご希望の方はこちらの予約フォームからご連絡下さい。
ご希望時間の明記をお願いいたします。


どうぞよろしくお願いいたします。


ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ…



よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

“外側3筋”のいたずら 前十字靱帯損傷 術後の場合


前々回のブログの中で、
脚の外側にある3つの筋肉の話しをしました。


その名も“外側3筋”。そのまんまですが・・・。


外国の文献を読んでいると、股関節の症状に関わらず、
これらの筋肉が動作に影響を与えていることが書かれています。


人間の基本的な動きには必要な筋肉なのですね。


さて、もう一度じっくりご覧ください。



悪さをする筋肉群であり、厄介な痛みを作る場合もあります。


多くは無意識のうちに身に付いた、身体の支え方、
バランスの取り方が影響しています。


歩行と密接に関係がある筋肉群です。


先週末にお越しになられた方Hさんは、
スポーツ選手に多い膝の前十字靱帯を損傷し、その手術後でした。


Hさんは元々は膝に問題を抱えていたのですが、
歩き方を診ると、
まさに“外側3筋”に負担をかけているような歩き方でした。


股関節症との診断を受けた方と同じような歩き方です。


靴の裏の状態をご覧ください。



左右差がはっきり。
明らかに右足の底がすり減っています。


つまり、
ほとんど右脚で体重を支え、
左脚が活躍する機会がなかったということです。


一度のセラピーで歩行は改善し、痛みもほとんどなくなりました。


以前に2メートルの壁から転落し左膝を痛め、
以来手術を受けるまでの3年間、
左膝をかばった生活を送っておりました。


これが今後の持続性に影響するでしょう。
注目して追跡してみましょう。


障害がどこであれ、股関節の痛みや膝痛に関わらず、
人間の身体には重力に抗して体重を支えようときのパターンが存在します。


痛みを診るときには、そのパターンの見極めが必要です。
これを見つけられないと遠回りしてしまうからです。


皆さんのパターンはいかがでしょうか。



ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ…



よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

お盆の我が家は…


都内の道は空いていますね。


お盆休みも毎日銀座通いですが、
風の匂いを感じながら自転車通勤楽しんでます。


暑い日が続いておりますが、
空気の匂いも変わりましたね。本格的な夏の到来でしょう!


その匂いに誘われて、勢い余り内堀通りをカッ飛ばし東京駅まで。
アレッ!?と、でも気分は爽快〜



我が家はというと…、うちの鳥ちゃんのブームは


ムシニョロ



だんごムシと格闘中。
「オキテー!!」と、おっきな声で叫んですますが…、
死んだふりしただんごムシ、正解です。




何個目の作品でしょうか。
お気に入りのようで、かぶって見せてくれました。




ひとり贅沢。自分へのご褒美です。


先日仕事を終えると、夜の首都高速をジャズを聞きながら
「用賀」インターで降りて向かった先は、


カレー屋さん「パピー」。
実は、昔父とよく通ったカレー屋さん。
ムズムズとした衝動に駆られ来てしまいました…。


場所は、環八「瀬田」の交差点のすぐそば。

もの凄いらせん階段があるので、無理に行く必要はありませんが、
ここのカレーは絶品。ぐるなびには載らない、載れない?!名店です。

うちの奥さんに言わせればB級だそうですが、
私から言わせれば、「まったくわかってないなぁ」といった感じです。


店内には懐かしのオールディーズが流れ、
昔ながらの喫茶店の雰囲気も最高。


味と雰囲気が絶妙なコンビネーションを奏でています。
落ち着く雰囲気に、深夜のカレー。
最高のご褒美でした。





よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

歩行を科学する Kさんの場合


前回のブログでご紹介させていただきましたKさんは、
身体の使い方に問題を抱えていました。


すでに勘の鋭い方はお気付きになられているかも知れませんが、
筋肉の緊張によって引き起こされる痛みは、一種の「症状」です。


ある「原因」によって生じたものが痛みだと考えています。
痛みは身体から発せられるサインです。


皆さんの身体が「本来の使い方と違うよー!」と、
警告を出して教えてくれているのです。


このサインが股関節や痛みの治療ではセラピスト側に
大きなヒントを与えてくれます。


では、Kさんは具体的にはどのような問題、
痛みの「原因」を抱えていたのでしょうか。


股関節症の方が最も陥りやすいポイント、
体重のかけ方に問題を抱えていたのです。


Kさんは体重をかけるときには、
必ずと言ってよいほど脚の外側の筋肉で身体を支えていました。


これがKさんの身体の使い方の特徴、体重をかけるための戦略だったのです。



左から中殿筋(ちゅうでんきん)、小殿筋(しょうでんきん)。
これらの筋肉に必要なのは「動き」なのですが、いつも固定的に働くことで筋肉を硬くし、動きを作り出すことができませんでした。
その結果、痛みが生じていたのです。

皆さんはいかがでしょうか。


そしてお馴染の、小さな大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)。
Kさんはこの筋肉にも負担をかけざる負えませんでした。
上の2筋に「動き」が無くなってしまったことが原因なのですが、
この2筋の影響を受け、常に過剰に働かなくてはならなくなり、
痛みを生じていたのです。


そのため、悪影響を受けていたこの筋肉の緊張をまずは
リセットする必要がありました。


変形性股関節症と診断を受けた方に実に多い症状が、
これら“外側3筋”の痛みです。


3人に1人は必ずと言ってもよいほど、この3筋に痛みを訴えます。


なぜでしょう。


これが分かれば、変形性股関節の問題の多くはほぼクリアできるでしょう。


「症状」に対する治療だけでは、再び痛みを繰り返す可能性があります。
「症状」を引き起こす「原因」に直接アプローチをする根本治療が
必要です。


Kさんも、歩行時の体重のかけ方を毎回何度も確認しています。


足の着く位置、つま先の向き


そして、骨盤の向きや骨盤の動き。


さらには、筋肉の働き方まで。


ここまで確認できてはじめて身体に変化を与えられます。


余計な筋肉の緊張は作りにくくなります。
痛みも出にくくなります。
力が発揮し易くなり、身体が楽に動かせるようになってきます。
きつい時にも対応ができるようになってきます。
そして、何より股関節に対する負担が軽減します。


直接「原因」に対して適切な介入ができると、
このような効果が期待できるのです。


皆さんの原因は何でしょうか。


Kさん、これからはまだまだ新たな発見があると思います。
股関節に負担にならない動ける身体作りを目指して、
お互い頑張りましょう!



ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ…



よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

クイックチェンジ Quick Change!!


いつも最速の治療を考えています。
短時間で最も持続効果が大きい治療を追求しています。


身体の中で起こっている異常に対してどのような戦略、
技術をもって立ち向かうべきなのか。


例えば、


筋肉の異常な緊張を落とすために、ほぐすことが最優先なのか。


それとも、
筋肉の使い方を身体の動きの中で獲得することが最も必要なことなのか。


状況に合わせて、常に臨機応変な選択に迫られます。


特に、膝や股関節にみられるような関節症の痛みの根本は、


その痛んでいる個の問題というよりも、


その方のライフスタイルを基盤にして作り上げられた身体の使い方が
大きな問題だからです。


痛い部分を取り換えるだけではなく、
筋肉への負担となる身体の使い方そのものに対する
アプローチが重要であると考えています。


先日Kさんよりメールを頂戴しました。


Kさんは現在40代。
お仕事柄、着物を着て常に動き回っていなくてはなりません。
立ったまま作業をしたり、階段を上がったり下りたり…。


Kさんは私が診る以前より筋肉の治療にかかっておりましたので、
筋肉の状態自体はそれ程悪くありませんでした。


それよりも問題は、
ほぐされた筋肉をどのように使ったらよいのか、
身体がすっかり忘れてしまっていたことでした。


そのため以前は、
ほぐした後も再び今までと同じ身体の使い方をしていたため、
同じような痛みを繰り返していました。


セラピーの中では、筋肉の力の発揮の仕方を
実際の歩行や立った姿勢の中で促し、
筋肉の働きを再度確認することが最も優先すべき課題でした。



おはようございます。昨日はありがとうございました。
先生のサロンに行くようになって、3か月がたちました。


伺うたびに新しい発見があり、新鮮な驚きです。
人によって、同じ病気でも症状や痛みの原因、日常の癖も違うのに、
適切なアドバイス、素晴らしいです。


私の場合、仕事上なかなか痛みは取れないかもしれませんが、
今までは現在程度の痛みが出ると、


仕事にかなり差し支えが生じていました。
今は先生のおかげで、かなり頑張りがきくようになりました。


その為に尚無理して痛みを作っている可能性はありますが。
それでも、仕事上また経営者の立場としても、ありがたいことです。


正常歩行がこんなにも難しいなんて、信じられないような気持ちですが、
取り組む価値ありますね。


先生のご指導があれば、世の中の老人世代の方々も、
歩けるのではないかなと思い始めました。
これからもよろしくお願い致します。
ありがとうございました。



Kさん以外にも同じように“働きを忘れてしまった筋肉”を
もっている方が実に多いです。


これは股関節症という病態の性質上の影響があるからでしょう。


本来働くべき筋肉がその働きを忘れ、
他の一部の筋肉に過剰な負担をかけ、そして痛みを作り出す。


その影響は立った姿勢や歩き方に顕著に現れます。


Kさんは、ほぐしはある程度十分でした。


問題は、そのほぐされた筋肉がしっかり働けなかったことです。


筋肉はほぐれ、緊張は緩んだのですが、
体重を支えるための働き方を忘れてしまっていたのです。


原因の筋肉に体重を支えるという、
股関節の筋肉にとって基本的な働きを取り戻すことができれば、


効率的な運動が可能になります。応用が利くようになります。
疲れにくく、痛みが出にくくなるのです。


Kさん、今は“土台作り”の時間です。
股関節まわりの筋肉の基本的な働きを姿勢や歩行を通じて
確認することが重要です。
頑張りましょう!



ちなみに、Quick Changeとは、大学病院時代に鍛えたもらった
大先輩先生の口癖でした。


懐かしい〜


ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ…



よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

歩行を科学する Yさんの場合


「歩き方が変われば股関節に対する負担は変わる」
もうすでに2005年の研究論文の中でも報告されていたのです。


前回のブログでは、現在担当しているTさんに登場していただいて、
ドクターの研究報告と実際のセラピー後の効果を
検証させていただきました。


ここでも皆さんの歩き方の変化と痛みの推移を追っていると、
先ほどの研究報告を強くサポートできる結果が得られそうなのです。


更なる検討が必要なのですが、
歩き方と痛みの関係については今後も皆さんのセラピーを通じて、
トコトン追及していきたいと思います。


さて、今日は千葉県にお住まいのYさんにご協力をいただきましょう。


現在70代のYさんは、お1人暮らし。


股関節の痛みを感じたのは3年前です。


その時近所の整形外科を訪ねると、
「痛みを取りたければ手術。」との宣告を受けました。


手術を絶対したくなかったYさんは精神的なショックを受け、
処方してもらった痛み止めとリハビリを始めることにしました。


そして昨年の3月、
再び同じ整形外科を受診すると担当の先生が
「3年前よりひどくなっている。」との指摘。


「良くなることはないけど、悪くはしたくなかった。」
Yさんは股関節に良いことは何でもやろうと健康雑誌を購入したり、
中国整体やマッサージなどに通い始めました。


そして、Yさんを担当させていただくようになってから約7か月が経った
今年の6月末日、再び同じ整形外科を受診すると、こんどは…。


「位置が戻っているから、大丈夫です。手術は考えなくていいですよ。
 悪いことは悪いけど、おさまっているからこのまま大丈夫です。」


こんなことを言われたのが初めてだったYさんは、
先日お会いするとすぐにご報告して下さったのです。


最初お越しになったときは、杖に頼っりながら娘さんと一緒でした。
歩き方には「横揺れ」がみられ、
悪い方の脚へはほとんど体重が掛けられない状態でした。


それが現在は、杖を使用しながらでもしっかりとした足取りで、
横揺れはほとんどなくなっています。


まったくの正常歩行を目指す必要はありませんが、
できるだけ正常に近い歩き方を目指しましょう。


歩くための準備。積み重ねた結果が現れて良かった。


「先生、世田谷には通えないからね」と言って下さった、Yさん。
大丈夫、どこへも行きませんよ、これからも頑張りましょう!



ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ…



よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

歩行を科学する 実践編


前回のブログの中で、


1.歩き方の違いによる股関節に対する負担の変化


2.正常な歩行は股関節の負担を軽減できる


ことを、ドクターの研究報告をもとに示しました。


つまり、皆さんの歩き方にほんの少しでも、
正常歩行の運動の要素を取り入れることができれば、
痛みを軽減できる可能性があるということです。


筋肉をほぐし、過剰な緊張を緩めるのは、
正常な歩き方に必要な運動の要素を獲得するためです。


痛みは正常歩行を目指す過程の中で徐々に軽減されていくのです。


イメージがわきますでしょうか。
理屈ではわかっていても実際はどうなのか…。


早速、先日お越しになられたTさんにご協力をいただきましょう。


Tさんの悩みは、痛みでした。
10m歩くのもたいへんなときがありました。


歩き方を診ると股関節症の方に特徴的な「横揺れ」を呈していました。


1年ほど前からあった「横揺れ」ですが、
これこそが股関節に大きな負担をかける痛みの原因だったのです。


痛みのある左脚に体重をかけてもらいました。



左足を内側に着き、体重をかけていくと左の肩が下がってきます。


Tさんにとっては今まで痛みをかばいながら、
より安定した歩き方を追求した結果ではありますが、


この方法で長い年月をかけて筋肉を酷使してくると、
やがて筋肉は悲鳴を上げ、痛みを生みだすようになるのです。


股関節周りの筋肉のアンバランス、
一部の筋肉への過剰な負担が予測できます。


痛みの悪循環です。


セラピーでは、骨盤まわりの筋肉をしっかり緩めて、
正常歩行に必要な骨盤の動き、そして体重のかけ方を確認しました。


そして、1ヶ月後の様子です。



歩行時の痛みは軽減し、横揺れも少なくなっています。
丸ノ内線銀座駅からも歩いてきても、痛みを感じるのは軽度です。


安定感があります。
しっかり軸を作って、体重をかけられるようになってきています。


新しい身体の使い方が馴染むまでは、
痛みや歩き方に変化がみられてくるとは思いますが、
徐々に落ち着いてくるでしょう。


まだまだ上を目指せます。
可能性を感じます。頑張りましょう!



ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ…


よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!

歩行を科学する 理論編


今日は、歩行についてです。


変形性股関節症患者さんにみられる特徴的な歩き方こそが、
痛みの原因なのです。


歩き方によって股関節の軟骨や骨、
そしてそのまわりの筋肉へ大きな負担をかけることがあります。


股関節症患者さんの歩行について研究されているドクターが
報告しています。


下の図は、歩き方の違いによる股関節に対する負担の変化を示しています。


Reference)Suzuki:Hip Jpoint.J Clinical Rehab.vol.14 2005より一部改変


正常歩行との大きな違いは、
股関節症歩行ではより大きな力が関節に加わるということです。


股関節の軟骨や骨、そして周囲の筋肉に対する負担が増加しています。


筋力があれば問題はありません。
しかし、筋力がない場合、
何とか力を発揮しようと本来働く必要のない筋肉にまで
負担をかけるようになります。


これが筋肉を過剰に緊張させ、痛みを作るのです。


もうすでにここまで明らかになってきています。


歩き方によりこれだけ股関節周囲に対する負担がかかるのことが
わかってきているのですから、


今までの歩き方を修正し、少しでも正常に近い歩行を獲得できれば
股関節の痛みから解放される可能性があるということなのです。


筋肉の緊張を何度ほぐしても再び痛みが出る場合、
今までの歩き方に注目してみる必要があるのではないでしょうか。


せっかくほぐしても同じような使い方、歩き方では
また筋肉の緊張を作り、痛みを生みます。


ポイントは、
普段の歩行の中に下線にみられる正常歩行の
運動の要素を取り入れることです。


正常な運動が股関節に対する負担を軽減させてくれます。
軟骨、骨、そして筋肉に対する負担を軽減させます。


移動のための歩行よりも同じ歩くなら、
今よりもさらに股関節にやさしい歩行を目指したいですね。



ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ…



よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!