【変形性股関節症】試練

 

人生とは、試練の連続です。

大小様々な障壁を、人生という舞台と通じて、いかに乗り越えていくのかが問われているように思われます。

 

変形性股関節症には、必ずといってよいほど、痛みが訪れるタイミング(=試練)があります。頻繁に起こるのは、育児や家事、孫の面倒、親御さんの介護、そして、自宅の改修や片付けです。

 

結局、普段と違った慣れない姿勢での、仕草や重い荷物の持ち運びなど、「前屈み」が症状を引き起こします。常日頃から、身体を鍛えているような場合では、話は別でしょうが、たいていの皆さんは、こうした姿勢での作業に、身体がついてゆけずに、症状を引き越します。

 

なぜ、前屈みがダメなのでしょうか。

 

単純に、ほとんどの人は、前と後ろの筋肉のアンバランスから、前側を酷使して使っています。それに、追い討ちをかけるように、この姿勢が強要されるので、痛みが起こりやすいのです。

 

 

さて、問題はその後の解決方法です。一般的に、「プール」が良いとされますが、いかがなものでしょうか。水泳が得意で1000、2000くらい泳げるほどの泳力があったり、水へ入ることでリラックス感が味わえる場合は、プールも良いでしょうが、果たして、ご自身任せの水中運動で、どれだけの効果があるのかは、私にはわかりません。実際に、プールでピンピン改善された例を未だ拝見したことがないからです。

 

それよりも問題だと感じているのは、20年、30年、手術をしたくなく、ご自身でいわば『自己流の保存療法』をがんばってきた方たちは、決まって、体重を乗せないように庇う習慣を身に付けてしまい、大きな左右のアンバランスが生じてしまっています。

 

真っ直ぐに立てず、しゃがんで立てず...。

 

こうした状況を、何とか早期に克服しなくてはなりません。本当に、手術を避けるための方法とは、決して、(水中で)負荷をかけず、大事だいじに労わりながら、残りの余生を何とか逃げ切るのではなく、逆に、これまでの苦手となっていた動作を、一つずつ克服していく過程にこそ、手術のない明るい未来が待っていると感じています。

 

長い人生、どこで、試練が待ち受けているのか分かりません。その時にも、自分軸をしっかり持って、矛盾を解決できるだけの力を備え、周りのサポートも上手に利用しながら、立ち向かっていく必要があるのでしょう。

 

 

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)

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