【変形性股関節症】家事

 

昨日、最後にお越し下さったのは、小学生のバレリーナ。

先月テレカウンセで状況を伺った際には、整形外科で安静にするように指導されたようでしたが、痛みの加減からして運動もOKと判断されたため、その後もレッスンは継続していただきました。ただ、アレベスク、スプリッツ、開脚、グラン・バットマンの際には、痛みが残存するとのことでした。昨日の施術では怪しい筋肉をいくつか緩めると、再びキレのあるグラン・バットマンも復活。お母さんは驚いていらっしゃいましたが、何より大切なのは、長くバレエを続けるためにも、小さい頃からケアの仕方を学んでおくことです。身体で体験しておけば、大人になって怪我をしても、きっと迷いがなくなりますからね!

 

さてさて、今回のバレエのお子さんにもご利用いただいた、テレカウンセリング。

コロナとの戦いはまだ時間がかかりそうですから、ポストコロナへ向け、非常に有効なツールとなりそうです。皆さんも行動が早いですね。現在、国内のみならず海外の方たちとも、このカウンセリングを通じて情報交換をしています。寄せられる投稿には、様々な問題がみえてきます。これらの情報は、保存療法の成功を占う上でも重要なポイントです。

 

昨日もチラッと触れましたが、「家事」について。

 

特に、日本では家事は女性の仕事との慣習があまりにも強いようで、掃除から洗濯、炊事に至るまでま全ての責任を“お母さん”に押し付けがちですが、実は、家事動作は股関節にとっても大きな負担でもあるのです。

 

 

・キッチンでの前かがみによる立ち作業、横移動によるサイドステップ

・掃除機をかける際の前傾姿勢、しゃがみ動作の繰り返し

・重い洗濯物を持っての階段昇降 などなど

 

こうした一連の作業も、家族で分担できたのならどんなに股関節は楽なことか。

 

先日お越し下さった方は、家族の理解が得られないと判断され、思い切ってお掃除ロボットを購入。そうしたら、家事動作後の痛みはかなり楽になったと、とても喜んでいらっしゃいましたね。

 

そうなんです、工夫の仕方で楽になる痛みはいくらでもあるのですが、なかなかご本人の口からいえないことも多いようです。私も、以前に、保存療法を希望されお越し下さった方が、家族の期待に応えようと必死になっている姿を間近で拝見し、これは、保存療法では厳しいと判断し手術の提案をさせていただいたことがありました。あまりにもご家族が協力が得られないと、保存療法も単に“我慢対決”に終わってしまうことさえあるのです。

 

家事も、そうしたリスクを知りながら、各動作を工夫して、できないことは周囲に頼む勇気さえあれば、必ず、股関節の痛みは改善されてきます。保存療法は、施術、体操や運動だけではなく、そのひとの生活全ての日常に介入することで、より大きな効果を発揮するのです。

 

 

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)

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