【ginzaplus】変形性股関節症と高齢者ドライバーの事故

連日ニュースで取り上げられておりますので、ginzaplusの見解も述べておきます。

今朝は東京新聞でも話題に上がっておりました。

 

 

高齢者による自動車事故。

 

まず変形性股関節症と診断されてもその診断内容には幅があります。

とりわけ、変形性股関節症の中でも、初期ではなく、進行期や末期、経過の長い方では運転時にリスクが生じます。

 

1. 可動域の問題

 

股関節疾患を患うと、必ずといってよいほど、股関節の動きに問題を抱えます。

これは単に脚が広がらない、内側に倒れないだけではなく、運転席に座った際には、上半身の動きにも影響を与えます。

バック時や車線変更時の後方確認時が要注意です。

無理に上半身を捻ろうとすると、うっかりアクセル・ブレーキ操作ミスを起こし兼ねません。

 

2. ロッキング現象

 

初期の方では少ないですが、進行期や末期の方では、突然股関節が動かなくなることがあります。

これは、股関節が勝手にロックされる現象です。関節内で組織を挟み込み、一時的に本人の意思に反して動かせなくなります。

椅子から立ち上がった際に脚が思うように動かない、股関節が伸びない、などを経験された方もいらっしゃるでしょう。

これに似た、さらに強度の強い状態が継続的に続くことがあります。運転中のまさかの事態に対応し切れなく恐れがあります。

 

3. 筋力低下による操作ミス

 

アクセルとブレーキの操作は、股関節の前面の筋肉を使う運動です。変形性股関節症の方ではただでさえ普段の前かがみ、前傾姿勢の姿勢歩きかの影響から、股関節前面の筋肉はコリ固まり働きにくくなっています。こうした状況では瞬時に反応できなくなります。


人間の身体は座っているだけでもエネルギーを消費します。椅子に腰掛けているだけでも、股関節前面の筋肉を酷使させているのです。一方で、股関節に重要なおしりの筋肉は怠けっ放し。長期的にみれば、股関節の状態を悪化させ、衰えさせることにも繋がるのです。

 

地方へ出張へ出かけると、多くの方は車を利用されています。移動機能に支障をきたし、確かに仕方のない面もありますが、

特に股関節疾患を有した方でも、十分に注意していただきたいと思います。

特に、経過の長い方、または進行期や末期と医師から診断された方の場合、

ご自身の股関節の具合が運転に適しているのかどうか、専門家へもぜひご相談下さい。

過信することなく、常に股関節の状態に配慮した運転を、心がけていただきたいと思っております。

 

これだけ増えています。いつ自分の身に降りかかるか分かりません。

車を運転されない方もこうした事態に念には念を、周囲に目を光らせなければと思います。

 

 

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)

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☎03-6228-6058

ホームページ http://ginzaplus.com/jp/

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