【大腿骨頭壊死症】20代への保存療法の実践(インソールも併用して)

 

今日は大腿骨頭壊死についてです。

 

大腿骨頭壊死とは、何からの理由による大腿骨の頭の部分、骨頭への血流が不足する事で生じる病気です。詳細については、こちらに譲りますが、現在も尚その症状と進行にメカニズムが解明されていない事から、日本国内では難病指定として扱われます。私がginzaplusで担当させて頂く半数以上の大腿骨頭壊死症例は、既存疾患のためにステロイドの服用が避けられなかった方たちです。時として、ステロイドの服用は症状の沈静化には避けられませんが、世界の変形性関節症の治療ガイドラインでは、ステロイドの関節内注射だけはレッドフラッグ、つまり禁止事項です。骨破壊、症状を進行させる恐れがあるのです。そのため使用にあたっては、方法、用途を担当医師と十分に話し合って進める事が望ましいでしょう。

 

さて、本日も症例紹介です。

ご相談頂いたのは、20代の女性です。

 

【医療機関で診断された病名】

大腿骨頭壊死症

 

【解説】

幼少期に股関節のトラブルはありませんでしたが、10代に難病を患い大量にステロイドを大量投与していました。20代に入ってから徐々に股関節にも症状を抱えはじめ、可動域の減少、初動時や長距離歩行の際に痛みを訴え、大学病院へかかったところ骨頭の一部が欠損した大腿骨頭壊死症と診断されました。年齢的にも早い事から人工関節はためらわれ、リハビリを勧められましたが、そこの医療機関では具体的な指導もなかったため、ginzalusへご相談にみえました。

 

【理学療法士コメント】

大腿骨頭壊死に伴う股関節痛は、壊死の程度や場所などから予後が良いと判断される場合には、積極的に保存療法を進め経過をみます。杖も必要となるような強い痛みの場合には、かえって運動刺激が症状を悪化させる危険も伴うため、運動量や刺激強度については理学療法士の経験や判断が不可欠です。

今回のケースように、軟骨が消失し骨が変形しかかっている場合には、関節内の痛みも心配されましたが、保存療法を継続すると痛みの原因が関節外である事が判明し、筋力トレーニングを主体に運動強度を上げていきました。3ヶ月後には、当初の骨盤を左右へ大きく振るような跛行は改善され、健常者並みの歩行を獲得できています。

歩容の改善に向け最終的な手段としては、インソールを活用しています。これにより、荷重時の安定性は格段に改善され、自信をもって歩行距離を伸ばす事ができています。変形性股関節症由来の跛行の改善については、左右のアンバランスを修正する事が最も優先されますが、ある程度の可動域、筋力が確保されたならインソールも効果的です。インソールも導入のタイミングを誤ると、脚長差や拘縮などを招き、腰や膝に痛みが生じるばかりか代償的なパターンが学習されてしまいます。リハビリ担当者と慎重に進めていく事が大切です。現在は、ほぼ日常動作には不自由はなくなったため、今後は半年〜1年に1回のペースで経過観察していく予定です。

 

【痛み】

「歩きはじめや朝の起きがけが痛い。」

 

【ginzaplusへの期待】

「日常生活動作を指導して頂きたいです。」

 

【施術期間】

 計6回、約1年

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

 

「公開講座」

■神奈川・横浜

 9月9日(土)午前10時30分〜12時 

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター横浜教室

■東京・湘南

 11月18日(土)午前10時〜12時15分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター湘南教室

■東京・新宿

 12月9日(土)午後12時30分〜14時45分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター新宿教室

■福岡・博多

 12月16日(土)時間未定

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター福岡教室

 

「出張施術」

■大阪 9月12日(火)〜16日(土)  8/1日よりホームページ上で予約受付開始します

■博多 9月27日(水)〜30日(土)  8/1日よりホームページ上で予約受付開始します

 

 

ginzaplus 佐藤正裕

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