【股関節唇損傷】医師も認める保存療法の効果

 

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同じ診断名であっても伝える側、受け取る側の解釈の仕方によって印象が分かれるようです。今回取り上げる股関節唇損傷もまた、どういった専門の医療者からアドバイスを求めるかによって将来への不安や期待、精神面へも大きな影響を与えます。

 

さて、症例報告です。

医療関係者をも悩ます股関節唇損傷。ご相談が多いのは医師と看護師、理学療法士。そして薬剤師や介護職の順です。今回はある病院院長、医師からのご相談です。股関節唇損傷と診断をされた前後の経過から改善への手掛かりを探ります。

 

【医療機関で診断された病名】

股関節唇損傷

 

【解説】

5ヶ月前から左の股関節痛に痛みを感じ、股関節専門外来を訪ねたところMRIの結果、FAIとの診断でした。
「水が溜まっている。大腿骨から頸部にかけて穴があいている。」との所見でしたが担当医は、「手術成績は芳しくないので消炎鎮痛剤で様子をみましょう。」とのアドバイスをもらい様子をみていました。ところが、一向に引かないため痛みに不安を感じ、改めてFAIをインターネットで検索したところ、ginzaplusがヒットし一度診てもらいたいとの思いからご相談にみえました。

症状は、「歩いている時に股関節前面に痛みがあり、時々、股関節の中でガクンと引っ掛かりズレのような感じの後、激しい痛みが生じます。歩いている時のつま先のひっかかりが多くなり、股関節の位置により膝の動きも制限される感じがあります。」

ご本人の希望は、「散歩が好きだったのでまた楽しめる日が来て欲しい。」

施術直後は当初の痛みと可動域は改善されましたが、本当に動いて良いのか、運動量を維持する事については疑問を抱いている様子でした。それでも1ヶ月後にお会いした際には、歩く事を心掛けて頂くことで、散歩も再開できるようになり、症状への理解も問題なく、運動へも意欲的であったため、また何かあった際にはご連絡をいただく事をお約束し、終了としました。

 

【理学療法士コメント】

同じ医療関係者という立場からか、専門医から率直に手術後の現状と成績に関するコメントを頂けた事で、早期解決に繋がったものと思われます。股関節唇損傷もかかる医師によってアドバイスの内容が大幅に異なります。人工関節を多く経験されている医療者ならばおそらく、手術間際の股関節の状態を診ているので、股関節唇損傷への治療的な介入には否定的かも知れません。また、関節鏡を専門に携わる医療者にとっては、人工関節に至るまでの関節内の状況を診ていなければ、股関節唇損傷さえ治療すれば完治するものとお考えでしょう。最近急増する中高年を中心とした股関節唇損傷との診断の中にも、加齢に伴う関節唇損傷がある事実も忘れないで頂きたいと思います。

保存療法的に診ていった場合、まず気になったのは、歩行時の「つま先の向き」です。

ほぼ健常者並みの歩容パターンの中にも、左へ傾くような歩き方の癖が認められます。伺えば、20代にスキーで転倒して以来、座骨神経痛に悩まされ、右脚では体重を乗せられなくなったという経緯があります。その影響からか過去に2回、左脛骨骨折の既往もあり、今回の股関節痛も、身体のバランスが崩れた中での散歩や日々の診療業務の影響が現れたものと推察されます。

股関節唇損傷との診断でも、痛みの原因は必ずしも関節唇にあるとは限らず、今回のように年齢や経過などを踏まえると、わざわざ検査や外科的な治療を行わなくても解決できる事があります。初診でかかった担当医師のお陰で治療の選択肢が広がりました。安心して保存療法に臨めた成果と思われます。股関節唇損傷と診断されても、あらゆる可能性を試してみて、それでも改善が難しかった場合のみ改めて専門医からアドバイスを求めましょう。股関節唇損傷でも、痛みなく、日常生活にも不自由なく動けさえすれば、誰も手術しようとはいわないはずですから。

 

【痛み】

「歩いている時。」

 

【ginzaplusへの期待】

「少なくとも仕事や日常生活で痛みを感じずに過ごしたい。」

 

【施術期間】

約2ヶ月、計2回。

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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