【動画紹介】先天性股関節脱臼でもおしゃれは楽しみたい(Iさんの場合)2/2

 
 




「できるだけ杖は使いたくない」


保存療法に対する想いも人それぞれです。


股関節治療における杖使用も、
(色々と論議もありそうですが)
私はできるだけ、杖を用いない、保存療法を心掛けています。


特に保存療法の場合、手術後のリハビリとは違い、
一度使った杖やキャスターバックの影響が、
将来的な負担を招くことがあるからです。


それでも補助具を利用した方が、
より短期に目標を達成できると予測されれば、
メリットとデメリットを十分にご説明さし上げ、
その目的をご理解いただいた上で、使用していただきます。


「おしゃれを楽しみたい」


多くの皆さんのお望みでしょう。
女性はもちろん、男性であっても、
何歳になっても、おしゃれは楽しみたいものです。


パンプスはダメ。
サンダルも負担になる。
ヒール靴はもってのほか。
一般的にはNGと扱われても、
適応さえ見極めれば、決して無理だっていうこともありません。


履物の特徴、それらを履くことでどんな影響が身体に起こるのか、
リスクを踏まえ、対処方法をマスターさえできれば、
足元のおしゃれだってもちろん楽しめるんです。


例えば、ヒールの靴。
ヒールを履けば、大抵の人は、前方に重心が移動します。
ポイントは、そのときのバランスのとり方です。
人によって微妙に異なりますが、
歩行時、荷重した際にはその影響が強く出ます。
その辺りへの配慮が不可欠です。


前回ご紹介させていただきましたIさん。


保存療法を開始後、戸惑いもあったでしょう。
最初の数ヶ月は、両手に杖、2本の杖を外出時には、
使っていただきました。


それでもその介あってか
3ヶ月後には、
初回時にあった痛み(夜間痛、歩行時痛、動き出しの痛み)は、
全て消失し、これまで通り、
普段の生活を送ることができるようになりました。



※掲載のご承諾をいただいております。


お越し下さった当初は、
脚長差と痛みの影響により、
十分に右脚へ体重がかけられず、
身体を右へ倒し、左脚を振り回すような歩き方。


それが今では、
荷重の方法も徐々に習得し、“銀ぶら”を楽しめるまでに回復。


念願のヒール靴も難なく履きこなし、
行きたいところへ自分の脚で出掛け、
Iさんらしい生活を営むことができています。


医療機関のリハビリからginzaplusへ場を変え、
保存療法で取り組むべき内容も大幅に修正し計12回、
約1年での保存療法の成果です。


あの当時、あのタイミングで
Iさんに御会いできていなかったら、
おそらく今頃はかばう姿勢、動き方を身につけ、
手術は避けられなかったかも知れません。


手術もタイミングが大切です。
少しでも歩行の乱れを整えておいた方が、
その後のリハビリもスムーズな場合が多いです。
かばえばかばう分だけ、深い傷跡を残すことになります。
それなりの姿勢、歩きに仕上がってしまいます。


今後は、脚長差に対してはインソール。
左右のアンバランスには、筋トレメニューを実施していただきながら、
少しずつ将来への蓄えを、
今のうちに培っておきたい、と考えております。


「杖を使用したくない」
「ヒール靴も履けるようになりたい」
保存療法への期待も様々でしょう。


皆さんの理想や想いこそが、
効果的な保存療法を実践する上での原動力です。


手術しか方法がない、と宣告された方の
折れかかった心を取り戻すのは本当に大変です。
ただ皆さんの意欲こそが、
痛みを変え、運動機能に回復をもたらし、
新たな人生を切り開いてくれます。


ご興味さえあれば、ぜひ飛び込んでいただきたいですね。
いつでもご相談お待ちしております。

 

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【先天性股関節脱臼】生涯困らない股関節を目指して(Iさんの場合)1/2


 




先天性股関節脱臼

新生児や乳児期で先天性股関節脱臼を診断されたり、
赤ちゃんの頃の治療経験があれば、
その後の生活には注意が必要かも知れません。


股関節の手術も、とにかく予防が肝心です。


ギプスによる処置や既に完治とは言われても、
思春期以降に痛みが生じれば、
変形性股関節症と呼び名を変え、
手術を余儀なくされることもあります。


特に手術への引き金となるのが「環境要因」
出産や子育て、家事仕事による疲労の積み重ねが、
生まれつきの股関節へは、
急激なストレスなって現れることがあります。


予防する上で大事なことのひとつは、
まずは、股関節の異変を感じた時点で、
ご両親に股関節への治療経験を確認してみることです。


小さい頃にギプスの経験はあったのか、なかったのか?
適正年齢での歩行は可能であったのか?
歩きの乱れはなかったのか?
手術の有無は?など。


あるいは、
小さい頃に撮った記念写真を眺めてみるのも、
ひとつの方法かも知れません。
極端な内股、どちらかの肩が下がるような立ち姿勢、
幼少期の身体の使い方の癖が、
青年期以降生じる股関節とも密接に関係があるようです。


ご自身の股関節の状態を正確に把握することで、
手術へのリスクも避けられます。


また、既に先天性股関節脱臼の既往が分かれば、
出産育児後の股関節へのケアが大切です。
脚長差や筋力低下を招かない、
可動域の制限を作らないような生活の工夫、
活動量が極端に増加しないような、
ご家族のご理解、配慮も欠かせないでしょう。


本日ご紹介させていただくのは、Iさん、50代女性。





現在、右脚の股関節は上方に変位し、脚長差が生じています。
大腿骨の骨頭も萎縮し、
薄ら白く変化しているのも分かります。
最近の整形外科での診察では、変形性股関節症、手術との内容です。


これまでの経過を振り返ってみましょう。


◆1960年 誕生
 1歳を過ぎてもなかなか歩かなかった
 歩き方がおかしいとは思いながらも、
 痛みも無かったため受診せず。

◆1977年(17歳)
 初めて整形外科を受診、先天性股関節脱臼と診断

◆1987年(26歳)第1子出産
◆1988年(27歳)第2子出産
◆1993年(32歳)第3子出産

 この間、長距離歩いた後など、だるさ痛みはあったが特に問題なし。

◆2000年(39歳)
 雪の中を一時間位歩いた後、痛みと違和感。
 今から思うとこの頃から、右足筋力の衰えを感じ始めました。
 例えば、バイクのエンジンをかけるのに、
 右足ではキック出来なくなった、膝立ちで移動が困難、脚長差等。

◆2010年(49歳) 整形外科受診
 変形性股関節症と診断。
 手術するには年齢的に早いと言われ、
 理学療法士によるリハビリ開始。週1→月2→月1、
 筋肉もつきだし、痛みも出にくくなったため、
 2011年夏頃リハビリを中断。

◆2012年(51歳)
 筋トレスクールで、週3〜4日運動し調子はとても良くなりました。 ところが秋頃から、
 マシンを使う時に右足が外に開いてしまう感じがし始めました。
 冬頃は長く歩くと股関節に痛みがでるようになりました。

◆2013年1月下旬に、少し歩いただけで痛み、
 右足に体重がかけられなくなりました。
 2月に再び整形外科を受診。
 理学療法士によるマッサージ、リハビリを再開、
 少しづつ回復していたのですが、
 診て頂いていた理学療法の先生が辞めてしまい、後任の先生では、
 全く期待出来なかったので、現在は整骨院で、
 マッサージを中心にほぐしてもらっています。

 できれば、手術はしたくありません。
 レントゲン写真を持ってお伺いいたします。
 どうぞよろしくお願いいたします。


以上、変形性股関節症への予兆を、マークしております。


いくら先天性の股関節脱臼があったとはいっても、
黙っていて、
骨が徐々に変形していくとは、考えにくいですし、
何かしらの、ストレスを股関節は被っているはずです。


その多くは、
皆さんの生活の中から生まれ、
必ず、身体は異常サインを発し、皆さんも受け取っているのでしょう。


特には、出産育児、慌ただしく忙しさのため、
ご自身の股関節のことなど2の次、3の次になりがちでしょう。
この時こそ悪化を防ぐ、治療的介入を施すタイミングです。
早ければ早い程、手術は避けられます。


Iさんも保存療法をはじめ約1年。
時間はかかりましたが、
今では、当時の痛みは消失し、
杖もなく、遠出もできるようになりました。


初回後には、
「行きは途中では、何度も立ち止まりながら歩いて来たのですが、
帰り道は休むことなく自宅にたどり着けました」との
コメントをいただけ一安心。


次回、ビフォーアフターbegore/after、
歩行時の変化をご紹介させていただきます。
心当たりがあれば早めに予防、手術は防げます!




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【先天性股関節脱臼】初発症状(可動域と筋肉のこわばり)


よつばのクローバー
おはようございます!


先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)。


“屋根の被りが浅い”、
と表現される臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)を
抱えた方のうち、
こちらで拝見していても、
約5人にひとりが、この先天性の股関節脱臼の既往があります。


皆さんの中にも、
整形外科で小さいころの生活様式を聞かれたり、
御両親から既にお話しがあったり、
装具をつけた昔の写真、
当時のマッサージ治療の経験など
記憶に残っている方もいらっしゃるでしょう。


先天性の股関節脱臼は、
オムツのあて方、抱っこの仕方など生活指導の改善により、
大幅に減ったとはいっても、
やはり小児領域で働く同じ理学療法士の話によれば、
まだまだリハビリ依頼は途絶えずあるようです。


先天性の脱臼は、
幼少期に痛みを訴えることはまず無いでしょう。
問題となるのは10代以降、
遠足やクラブ活動後に脚の疲労感やだるさを感じ、
20代に突入してからは、立ち仕事、歩きまわる機会が増えることで、
最初は腰や膝などに違和感を訴えるようになり、
出産や育児を経験することで、
股関節周囲に痛みを訴えるケースが急増します。


先天性の脱臼を抱えた方の
股関節を拝見していて気になるのは、
左右の“股関節の可動域”の違いです。


程度こそ個人差はあっても、
右と左では、
その動きに左右差を認めます。


同様に歩く様子を拝見していても、
“足を着く位置”や“つま先の向き”、
知らず知らずのうちに、
得意な体重を支え方を年齢を重ねる毎に
獲得していっている様子が分かります。


先天性の股関節脱臼があっても、
過剰に怖がる必要はありません。
無理なリハビリに汗を流す必要もないでしょう。
その代わり、
普段の日常動作はしっかり心がけてあげましょう。


立ち上がり、立ち姿勢、歩く際の体重の乗せ方、
全て無意識のうちに行ってしまっている動作ですが、
股関節症へと移行する要素、
股関節に何らなの素因がある方は、
特に注意を払っていただきたいと思います。
それだけで、
手術のリスクをぐっと下げられるのですから。


先日お越し下さいました40代Aさん。


症状が深刻化する前に早い段階で、
御相談いただきました。
初回時の様子です。


「逆子で出生したため、
 両股関節脱臼、幼少期は装具を付けていました。
 若い頃は特に不自由は感じませんでしたが、運動不足、加齢により
 中年期に入りあちこちガタがきて、
 ようやく定期的に運動、マッサージ等を始めました。
 ヨガを始めていかに股関節がかたいかを思い知りました。
 将来に向けて自分の股関節を知りたい、
 治したいと思います。よろしくお願いします。」


実際に、歩く様子を拝見すると、
一般の方がみれば、何ら変わらぬ安定した足取りです。
健常者と変わらぬほど、と思われます。
ところが、
専門的には若干の左右の使い方の違いを認め、
その影響が股関節の可動域にも現われていました。


ご本人が仰るように、開脚動作が苦手で、
脚を広げると痛みが走ることもあり、
太ももの前、内股の筋肉のかたさが目立ちました。


股関節症の方は一般に、
ほぼ全例でこうした可動域、筋肉のこわばりの問題を抱えています。


これらをいかに早期に取り除くか。
可動域が狭くなる、
筋肉がかたくなる原因を追求し、
生活の中から改善を求める姿勢がとても重要です。
私が考える、保存療法の核ともなる考え方です。


Aさんの初回セラピー後の感想です。
以下にご紹介いたします。



※掲載の御承諾をいただいております。


○「すーっと歩く」為にいろいろ試す

  腹筋を使って骨盤を立てて進む。
         ↓
  腸腰筋(ちょうようきん)が伸びる感覚
         ↓
  膝が伸びないカッコ悪い歩き方が少し改善
         ↓
  前ももの堅さが少し改善

○歩くという行為は毎日必ず行うものなので

 エクササイズ嫌いの私には◎
 同時に日常のこのくせこそがくせものだったという
 事がよくわかりました。

○Yogaのポーズの質が向上した

○先生の表現はとても理解し易いです。
 
 「骨盤を立てる」ことは今迄Yogaや整体等で
 さんざん聞かされましたが、(尾骨を引き込む)
 (おへそを縦に伸ばす)(恥骨と尾骨を近づける)
 (骨盤底をグリップする) 
 いまひとつピントきていませんでした。
 「お尻の穴を真下に」これ凄い!やっとわかった。


先天性の脱臼や臼蓋形成不全を抱えていると、
直ぐにではなくても、
将来的な手術の選択を迫られることがあります。


もちろん、
手術もひとつの治療の選択ではありますが、
早い段階、症状によっては、何も手術など考える必要もないでしょう。


但し、先天性股関節脱臼、
臼蓋形成不全の存在が分かったからには、
最低限、
日常生活動作、歩く、立つ、立ち上がる、
これら股関節へ大きな負担がかかる3つの動作は
しっかりそのポイントを確認しておきたいところです。


それさえ抑えておければ、
Aさんのように、
趣味活動を楽しみながら、
過酷なリハビリや手術とは無縁な生活を送ることだってできるのです。


その代わり、
何度も申しますように、

仝坿慇瓩硫墜旭茲虜険差、
筋肉のこわばり

これらの原因を突き止め、
解消のための努力は必要です。
そして、その原因の多くは日常動作の中にあります。


それを忙しいを理由に、何気なく放っておくと、
そのツケが10年後、20年後に訪れるとも限りません。
将来的な手術、杖を外せない生活が待っているかも知れません。
そうした悩みを抱えた方が日々お越しになられるのです。


この事態を防ぐには、
「予防」という皆さんの新たな意識が必要です。
違和感を感じたら、早めの治療的な介入をお勧め致します。







週末は横浜トライアスロンに参加してきました。
初のオリンピックディスタンス。今年最終レースでした。
ginzaplusにお越し下さる皆さん、家族の声援が大きな力になりました。
ホントにありがとうございました!
来年は記録目指して頑張ります。





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