変形性股関節症と姿勢

  
よつばのクローバー
おはようございます!


今日は股関節痛を抱えた方の「姿勢」について
考えてみたいと思います。


その前に大まかではありますが、
股関節痛への保存療法の流れを簡単にまとめてみましょう。
※これは、あくまでも私の考える保存療法の考え方です。
  病院で処方される内容とは異なるかも知れません。


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痛みの程度に合わせ、適切な「筋肉の働き」を促していきます。

  静的 static(姿勢)  →  動的 dynamic(歩行) へ。


そして、スポーツ、レジャー活動、復職へと導入していきます。


このような道筋を描きながら、
皆さんのレベルに合わせた治療にあたっております。


筋肉を緩めたり、関節を動かすような治療技術的な内容が、
この,亡泙泙譴泙后
痛みがあれば、当然筋力は発揮できません。力はうまく出ないものです。
まずは負担なく筋力が発揮できるような準備をします。

痛みがあるのにも関わらず、
重りを付け、一生懸命筋トレに励んでいる方もお越しになれます。
症状の悪化を招く恐れもあります。
まずは、痛みをとることを優先して進めてみてください。


そして、筋力低下へのトレーニング的な意味合いが、△任后
ここが皆さんにもご協力いただくところで、
普段の生活の中での意識や努力が肝心になってきます。
△涼罎任蓮
主に姿勢や歩きの基礎となるエクササイズを行っていきます。

未手術の保存療法の場合、
安全な姿勢維持に必要な筋肉を、
全身の動きの中で協調的に働かせていくことを重要視しています。
パワートレーニングいうニュアンスよりも、
コーディネーション的な意味合いが強いでしょう。
これまでの癖を改め、
ご自身に合った立ち・歩き姿勢を探す作業に入っていきます。


例えば、現代の股関節症患者さんとは、
下の図のように3つのパターンに分類されるかも知れません。




私が頻繁に拝見するのが、一番右の図のようなパターン。
腰を反らせ、お尻を出っ張らせたような姿勢の方です。
特に、活動的な若年患者さんに多い印象です。
都会に住み、
公共交通機関を利用し、自分の脚で移動しなければならない方に
この“腰を反らし”タイプの方は多いのかも知れません。


逆に、それほど活動性を必要とされない方の場合、
左図のような姿勢の方もおられます。
私が学生時代にインターンでお世話になった労災病院では、
人工股関節手術を終えた方のほとんどが左図のようなタイプです。
高齢の方が大多数を占めるように思われます。


但し、30代~50代を基盤としたこうした腰を反らした姿勢が
必ずしも股関節痛になるとも限りません。



外国へ行くと、前傾の方を頻繁に見かけます。
彼らが皆股関節痛を抱えているかというとそうでもありません。


大前提として、
欧米人と日本人の骨の形態の違いがあるにしても、
前傾姿勢であっても、
それを保障するだけの筋肉の活動が伴えば、
痛みを引き起こす要因をカバーでます。


ところが、
臼蓋形成不全を始めとした変形性股関節症と診断された方は、
筋肉の働きが極端に弱いのが特徴です。
※掲載のご協力をいただいております。



ある研究報告によると、
変形性股関節症と診断された方の場合、
過度な反り腰(腰椎前弯)は、
膝関節伸展筋力との関連性が指摘されています。
それは、前傾パターンが、太ももの筋肉(大腿四頭筋)を低下させる
要因の一つとして考えられています。


筋肉の働きが弱いにも関わらず、
骨や関節周囲組織に寄り掛かった姿勢を繰り返せば、
関節内外の組織への損傷を招くことも予測されます。


運動学の教科書を開くと、
重力に負けず姿勢を維持するには、
大まかに、

1.背筋 2.腹筋、
3.腸腰筋
4.太ももの筋肉(大腿四頭筋)
5.お尻の筋肉(殿筋)
6.スネの筋肉(前脛骨筋)
7.ふくらはぎ(下腿三頭筋)

などの活動が必要といわれています。


台所に立った時、
カウンターに寄り掛からず、これらの筋肉をバランスよく使える。
ホームで電車を待っているときに、
上記の筋肉がセットされているのを感じる。
こうした小さな努力が実を結ぶのです。


初めてお越しになられた際は
肩を振りながら歩いてきた方が、
その後のセラピーの継続後、左肩が下がることなく歩けています。




傾かないためには何が必要か…。
“どういう場面”で“どういった筋肉”の働きが必要なのか…。
もう一度身体に刷り込む作業が必要です。


ここまで安定してくると
Dynamicな動き、歩きの中でも応用可能ですが、
初期の段階で、
正しい姿勢を身体が理解できないままドンドン動き始めてしまうと、
誤った歪みや余計なズレが記憶されてしまいます。




股関節症の方の中には、
杖を一本握っただけで、あるいは
軽い荷物を持っただけで、
身体が傾いてしまう方がいらっしゃるかも知れません。
また担当医には、
「重いものを持たないように」との指導を受ける方も
いらっしゃるでしょう。

ただ、荷物を持つことが一概に股関節に悪いという訳ではなく、
バッグ一つ持っただけで身体がすーっと傾いてしまう…。
このこと自体が問題なのです。


問題の所在が明らかになると、
取り組むべき課題が自ずとみえてきます。


姿勢は股関節の状況だけでなく、
その方も性格、心情も表します。
姿勢が整うと、明るくなられる方が多いのもその効果でしょう。


まずは痛みの軽減に合わせ、
重力に負けない、力強い姿勢の確保に
取り組んでいただきたいですね。



現在、ピラティスのインストラクターの方が通って下さっています。
当初は股関節痛(関節唇損傷疑い)を抱えお越しになられましたが、
現在は痛みを克服、回復されています。

こちらから姿勢に関するブログもご覧頂けます。
どうぞご参照ください。素晴らしい成果です!!



 


ホームページは
こちらから

■「股関節セミナー 2012春」
 3月10日(土)午前10時〜 開催致します。
 前回出席いただけなかった方のために
 同様の内容で“股関節痛のメカニズム”についてお話し致します。

■「平成24年2月仙台出張セラピー」
 2月18日(土)午後4時
 2月19日(日)午前10時
 上記お時間に空きがございます。
 御希望の方は、メールもしくはお電話にてご確認下さい。
 どうぞ宜しくお願い致します。

  
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筋肉のコリはどこから生まれるの??

 
よつばのクローバー
おはようございます!


11月3日開催の「股関節セミナー 20011秋」へ
多数のお申し込みをいただきまして、ありがとうございます。
まだ若干お席に余裕がございますので、
ご希望の方はご連絡をお待ちしております。

今回は東京での開催となりましたが、
来年はぜひ大阪でも計画しましょう!



さて今日は、
「筋肉のコリ」についてひとつ考えてみたいと思います。


股関節痛の原因、
軟骨のすり減りや骨の変形、関節内の組織の損傷などは
様々な要因によって引き起こされます。


最近では、
レントゲンやMRIを撮っても「異常が無い」と診断された方たちも、
股関節の痛みを抱えお越しになられます。



ただ…、
レントゲン画像や医学的所見に異常が見当たらなくても、
こうした症状を抱えた方たちは共通して
“身体の使い方”に問題を抱えていることが多いようです。


身体は正直者です。
股関節の異常や違和感は、
普段の姿勢や歩き方に即座に表現され、脳へ記憶されます。


腰を反らしたような姿勢。
歩きのリズム、左右の歩幅、揺れ、骨盤の傾き、足音…。


長年のこうした使い方の癖により、
股関節や腰まわりの筋肉が非常に硬くなり、コリ始めます。



この結果、
筋力低下が生じたり、股関節の可動範囲に制限が生まれ、
日常生活に不具合をきたすことがあるようです。


股関節痛を抱えた方の多くは、
股関節まわりの筋肉のコリとなって現れます。
そのコリは、どのようにして発生したものなのでしょうか。
どういった股関節の運動がコリの発生要因となっているでしょうか。
姿勢、歩き方、筋肉の使い方には問題ないですか!?


今回の勉強会では、
このあたりを皆さんとじっくり考えてみたいと思います!











よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!


ホームページは
こちらから…


【股関節セミナー 2011秋】
こちらの予約フォームから11月3日の空いているお時間をクリックし、
必要事項をご記入し送信下さい。
※「施術プラン」は選択せずにそのままで結構です。
  お問い合わせは☎03-6252-9070までご連絡下さい。


10月仙台出張セラピーは、
 21日(金)午後3時30分〜空きがございます



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Hip Spine Syndrome (ヒップ スパイン シンドローム)


 よつばのクローバー
おはようございます!


7月ももう終わりですね。
今月は手術後の方が特に多かった印象です。
これまでは、手術を希望しない、
未手術の方が大半を占めておりましたが、
年々術後の方たちが増えています。


ただ、最近の人工関節の器材、技術の進歩のためか、
こちらで拝見させていただいても、
動きの良さは数年前とは比較にならないほど改善されています。
良く曲がりますし、良く伸びます。


ところが、問題となるのは、
その動かし方や扱い方です。


これまでの長い痛みのとの格闘から、
股関節を動かすことに慣れてない
脚を動かすことに怖さがあって、せっかく手術をしたのにも関わらず、
十分に使えていない方がいらっしゃいます。


そのため、術後数年の間に
反対側に痛みを抱えたり、
膝や腰、他の部位に痛みを訴えお越しになられるのです。


タイトルにあります「Hip Spine Syndrome」。
股関節痛を抱えた方の特有の姿勢、
股関節の使い方を象徴する専門用語です。


Hipとは、股関節。
Spineとは、背骨を意味します。
身体はつながっていますから、
股関節のトラブルは全身に影響を与えるのです。
腰痛、背中痛、頭痛…を経験されている方が多い理由は、
ここにあるのかも知れません。


股関節学会では、
Hip Spine Syndromeのセッションが毎回行われていますが、
多くは手術テクニックに関しての報告です。



整形外科ドクターの間では、
主に、腰痛に起因する背骨のトラブル、
または、手術の際の人工関節の取り付け位置や角度などが、
論議されています。


一方で理学療法士の視点から診た場合、
股関節症の方に特徴的な一番左や真ん中のような姿勢をとっていると、
立つ、歩くに必要な人間の身体を支える機能が
働きにくくなることが予測されます。


二次的に引き起こされる筋力低下の正体です



痛みを抱えた方の姿勢はとても大切ですので、
このブログのなかでも何度も繰り返し指摘しておりますが、
痛みを悪化させないためには、
今、正しいと思っている姿勢からの脱却が必要な場合もあるのです。


力がある
ハズの筋肉が働いてくれない。
           
           ↓
          
それを補うために他の部位が過剰に働いてしまう・・・。


こうした過程のなかで生じる痛みは、
介入手段さえ間違わなければ、十分に解決可能な痛みです。


姿勢や歩きについての質問は、いつでも大歓迎!です。
セラピーの際にひとつずつ着実にクリアーしていきましょう。









☆2011年8末日までのご予約状況は
こちらから確認いただけます。
  9月の予定は来月1日に公開致します。 


☆7月の「大阪出張セラピー」は、募集を締め切らせていただきました。


   







よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!






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正しく使おう“腸腰筋(ちょうようきん)”!!

                      
よつばのクローバー
おはようございます!


昨日は久しぶりの水曜日出勤でした。
夕方まで銀座で仕事をし、
夜は家族と一緒に食事に出かけてきました。

あちこち筋肉痛も残っていましたが、
朝軽く走って、夕方にプールに出かけたら、
すっかり調子を取り戻したようです。

やはり、動かさないとダメですね。
身体を動かすことで、
溜まっていた老廃物が洗い流され、
新鮮な血液が再び身体の隅々にまで行き渡るのを感じます。

今日もまた頑張りますよ!




さて、今日は筋肉とその働きについて、
一つ触れておきましょう。


今回のトライアスロンレース中、
特に疲労を感じたのは腸腰筋(ちょうようきんといわれる、
股関節症の方にもお馴染の筋肉。


腰から大腿骨にかけて、股関節の直上を通っている筋肉です。
この筋肉が酷使され疲れてくると、
「股関節の付け根」や「腰」に
痛みや違和感を訴えることがあるようですね。




この筋肉の役割は、
股関節を曲げる、脚を持ち上げることが主な働きです。


トライアスロン用の自転車では、
常に前傾状態のまま漕ぎ続けなければならないので、
どうしてもこの筋肉に対する負担が増します。


まぁ練習不足と言ってしまえば、それまでなんですが…(苦笑)




それと、
大事なことは、腸腰筋は姿勢にも影響を与えるということです。


腸腰筋への過剰な疲労の蓄積は、
股関節痛を抱えた方特有の姿勢を作りがちです。




お尻を引いた姿勢。
股関節を曲げた状態で立っているのです。


今こうして、股関節を伸ばすことを忘れた方たちが、
股関節痛に悩まされているのです。


痛みが発生するまでの歴史は皆さん異なりますが、
大きなターニングポイントに、この腸腰筋への過負荷、
正しく使われていない…
こういった問題が生じている可能性も考えられます。


痛みに至るまでの背景を筋道立てて考えられると、
保存療法における運動メニュー、
今後、日常動作内で気を付けるべき点が明らかになってくるでしょう。


いかがでしょうか。
皆さんの腸腰筋。
適切に働いてくれていますか。


ケアをしながら、
正しく使っていきたいですね!






☆2011年8末日までのご予約状況はこちらから確認いただけます。
  9月の予定は来月1日に公開致します。 


☆7月の「大阪出張セラピー」は、募集を締め切らせていただきました。


   





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膝の腫れ

    
よつばのクローバー
おはようございます!


股関節症に伴う合併症。
腰、膝の痛み。
そして足首、足指のトラブルなどが代表的な症状でしょう。


これらどれひとつとりましても、単独に存在するものではなく、
お互いが密接に絡み合うことで生じているのです。


股関節を取り替えても(=人工関節)、
腰痛、膝痛が残存している方々を拝見します。


もはや、股関節痛とは、
股関節に限局した関節のトラブルとしてとどまらず、
上下の関節、腰や膝にまで影響を与えることが多いようです。


その場合、
股関節そのものに対する集中的なセラピーと同時に
姿勢や歩きなど全身運動に対するアプローチも
必要であると考えています。


写真の女性、
現在オーストラリア在住、30代の方です。
3週間前に股関節症に伴う激しい膝痛を訴え、
松葉杖を使うほどの痛みに悩まされていました。
※ご承諾をいただき掲載させていただいております。


before:                                 after:



一見、
それほど変化が無いように思われるセラピー前後での写真ですが、
膝に対する負担は大きく異なります。


セラピー前は、膝に頼りっぱなしの姿勢。
膝がピーンと伸びた状態で立ち、ちょっとお尻を突き出し、
変股症の方に多い姿勢パターンです。


こういった膝の使い方を常日頃行っていると、
いざ膝を曲げようとするときに激痛が走ることがあります。


セラピー後は、
お尻の筋肉が働き始め、膝はややリラックス。
“出っ尻姿勢”が改善されたためか、
お尻あたりの生地に余裕が生まれ、
しわが入り始めているのがわかります。


これなら膝への過剰な負担も軽減できますね。


このようにちょっとした変化で、筋肉の働きはガラっと変わり、
個々の関節への負担を和らげてくれるものです。


股関節の違和感、痛みを感じると、
身体はいっせいにそれを補おうと働き始めます。
その結果、身体のあらゆる箇所に疲労や痛みを訴えるようになるのです。


まずは身近な日常動作、姿勢の改善から取り組んでみましょう!





よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!







日常生活を見直すところから…
股関節痛、筋肉のコリを作らないために