変形性股関節症と進行

  
よつばのクローバー
おはようございます!


変形性“股”関節症の有病率は、
国内人口に換算すると、患者数は120万〜420万と推測されています。
ちなみに、
変形性“膝”関節症の方は、
日本では約2000万人ともいわれております。


一般に、膝でも股関節でも、
関節症変化は加齢に伴い著明となります。
ところが、最近では、若い方でも痛みを訴える方が増えています。
早めにしっかりとした対応を受けられれば、
手術の回避も十分に期待できる方たちです。


変形性股関節症の多くは、


”畸覆了兩や歩行に問題が生じることで
 (=荷重位における股関節内運動)、
           ↓
        
股関節機能の破たんを招き、
           ↓

8坿慇瓩猟砲澆
 日常生活動作(立ち上がり、衣服の着脱等)に不具合を生じ、
 QOLの低下をもたらします。


変形性股関節症とは、


前股関節症 → 初期変形性股関節症 → 進行期 → 末期へ
と移行するように、
進行度に合わせて様々な特徴が現われてきます。


中でも、皆さんの「姿勢」は、進行度を示す重要な指標です。


「あっ、あの人も股関節が悪いのかな??」
と、股関節患者さん同士なら見分けがつくように、
姿勢や身体の使い方にも明らかな特徴が認められます。


では、その変化はどこから起きるのか??


ひとつが、「骨盤」です。


初期ともなれば、ほとんど外見上も分からない程度ですが、
進行期や末期ともなると
明らかにその左右差を読み取れるようになってきます。


股関節症の方は、
股関節の動きに不具合を抱えると、
骨盤を上手に使い、股関節の動きを補おうとします。



Magee:Orthopedic Physical Assessment.5th. Saunders.2008

例えば、
変形性股関節進行期や末期と診断される方たちの中には、
ご覧のような姿勢になってしまう方がいらっしゃるかも知れません。


骨盤が極端に上がり、
いつの間にかつま先でバランスをとっている…。


変形性股関節症とは、
ご存知のように、数十年という長い年月をかけながら、
少しずつ進行していく疾患です。
いきなり骨盤が歪んでしまうとは、まず考えにくいものです。


徐々に身体の不具合に適応させていった結果、
こうした姿勢のアンバランスを築きあげるのです。


こうした現症も早めに対応できれば修正も可能です。
しかしながら、
末期ともなれば、その修正には時間がかかりますし、
これまでの経過を考慮すれば、
むしろそのまま修正しない方が良い場合も考えられます。
個々に合った慎重な対応が望まれるでしょう。


また、長年の姿勢の影響は、レントゲン画像にも反映されます。



鳥巣岳彦:関節症と関連疾患.標準整形外科学第9版.医学書院 2007

臼蓋形成不全の方の場合、
上記のような骨盤の歪みがもたらされることで、
関節の接触面が不安定になります。


“屋根”である骨盤が斜めに傾き始めると、
大腿骨の骨頭はそれに適合するように関節面を新たに修復してきます。


そのため、骨頭は楕円形となり、亜脱臼傾向を示し、
自覚的症状としては、
先にも示したように可動域の減少、
また、脚の長さにも左右差を感じられることが予測されます。


いずれにしても、
骨盤の歪みや姿勢の変化は意外と
ご本人自身では気が付きにくいものです。


進行を食い止める、今の状態を維持するためにも、
できるだけ早期に
姿勢や動きに配慮した日常動作を
心がけていただきたいところです。


良くなる方は大勢いらっしゃいます。
ぜひ適切な方法とタイミングで今の状態を乗り越えましょう!

 




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■「平成24年2月仙台出張セラピー」
 2月18日(土)午後4時
 2月19日(日)午前10時
 上記お時間に空きがございます。
 御希望の方は、メールもしくはお電話にてご確認下さい。
 どうぞ宜しくお願い致します。

  
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人工股関節手術 再置換の原因

   
よつばのクローバー
おはようございます!


◆お知らせです

 今晩から大阪へ移動します。
 本日中にメールもしくはお電話にて最終のご案内をさせていただきます。
 近畿、中国、四国、九州方面の皆様、
 明日からどうぞ宜しくお願い致します。


それでは、今日のトピックです。


人工関節術。
股関節痛の除去のためには、有効な治療手段のひとつです。


こちらで担当する多くの方は、
セラピーを継続することで、手術を検討しなくとも、
痛みや運動機能の問題が解消されてきます。


ところが、これまでの経過や痛みの程度、
お仕事や家庭環境によっては、
どうしても手術が免れないときがあります。


人工股関節を視野に入れた場合、
今後、考えておかなくてはならないのが
再置換、入れ替え手術の問題です。


その代表的な症状として、
人工関節の摩耗(まもう)ゆるみなどがあります。




摩耗とは、
人工股関節内部のPolyethyleneポリエチレンンという素材でできた
人工軟骨が薄く擦れていく状態のことです。
1年間に平均0.1mm磨耗するともいわれ、
状況をみて、手術により交換しなければなりません。


また、時間の経過とともに人工物周囲にゆるみが生じることもあります。
これもまた再置換術の適応となります。


一般的に、ドクターからも説明があるように、
人工関節を入れると15年~20年で入れ替えを余儀なくされます。


では、このとき身体内部の人工関節では、
いったいどのような変化がおこっているのでしょうか。


この疑問に応えるべく、
アメリカ・ニューヨークの整形外科ドクター達が、
200近い人工股関節術後の患者さんを対象に
耐久年数の向上を目的に研究論文を発表されています。


Won Yong Shon, MD et al:Impingement in Total Hip Arthroplasty
 The Jounal of Arthroplasty Vol.20 2005




下の図は、
再置換術を必要とされる患者さんたちの人工股関節を取り外し、
関節の状態をGrade1〜4まで段階分けし、
こうした状態に至る背景を検証しています。




AやBのようにほとんど損傷がないような人工軟骨から、
C、Dのように完全に変形してしまい、
辺縁部にまで影響が出ているものまで。


こうした原因として、
人工股関節の治療手技、
実際に中にいれた人工部、骨盤側と大腿骨側との組み合わせ、
その後の生活の仕方股関節の動かし方などが考えられています。


手術後、大事にし過ぎるとかえって筋肉がかたくこわばり、
筋力低下や可動域の減少を伴います。
また、動かし過ぎるのも今後のリスクを配慮する必要がありそうです。


実際に手術を担当したドクター、
あるいは術中に立ちあった理学療法士なら、
こうした状況をよく熟知しているはずです。


上の図のように、
股関節の“ある一定方向”への運動は、
関節内の摩耗やゆるみを引き起こす原因となる恐れがあるため、
退院前にしっかり確認をしておきたいところです。


また人工関節を入れた後の変化は、
自覚的症状に乏しく、違和感を訴えることが少ないため、
定期的なチェックが必要になってきます。






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■「12月大阪出張セラピー」
  多数のお申し込みをいただきまして、ありがとうございました。
 募集は締め切らせていただきました。

  
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臼蓋形成不全と保存療法!!

      
よつばのクローバー
おはようございます!


【お知らせ】
明日10月27日木曜日 午前10時30分〜
キャンセル空きが出たところです。
ご希望の方がいらっしゃいましたらこちらよりお申し込み下さい。


来週11月3日の「股関節セミナー」開催へ向けて
最終打ち合わせに出かけてきました。



今回は予想を遥かに上回る多数のお申し込みがございまして、
関東近県、遠方から総勢30名の皆さまにお越しいただく予定です。

ちなみに、会場の入口はこのような感じです。
「Caspa」の看板を目指してお越し下さい。
細い入口を入るとすぐにエレベーターがございます。
8階が会場です。

今日もこれから資料作りです。
気合が入りますね!



今回のセミナーでも触れさせていただきます
「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」。


今日は保存療法の視点からみた、
臼蓋形成不全の特徴を述べさせていただきます。


臼蓋形成不全とは、
一般的には“先天的”と定義付けられているようですが、
実際には、
後天的な要素も含んでいるのでは…といつも考えさせられます。


臼蓋形成不全を抱えた方たちは、
皆さん同じような身体の使い方をしているのです。


幼少期にトラブルのなかった股関節に
成長に伴い股関節レントゲン画像に変化がみられる…。
日本の生活様式が大いに関与している!?とも考えています。


特に荷重した際の股関節の使い方、
立ち姿勢歩きの中での荷重フォームには大きな特徴が認められます。



※掲載のご承諾をいただいております

また、未手術の臼蓋形成不全の方は、
症状の程度(CE角、AHI)に依存することなく、
初期であれば比較的早期に痛みや違和感が改善していくのも特徴です。
保存的な治療を考えた場合、
“屋根の浅さ”の程度は
症状や治療期間とはあまり関係がないように感じています。


但し屋根が浅いと、
それだけ股関節は不安定になりやすのは事実です。


その力学的不安定な要素を
手術で治すのか、それとも自分の筋力でカバーするのか、
このあたりがドクター診察の際に取り上げられ、
治療の選択肢の焦点になってくるワケです。


手術を回避したい方、日頃の“意識”が求められます。
筋肉の使い方次第では十分に改善が認められる臼蓋形成不全。
まずは常日頃の立つ、歩く姿勢から整えたいところです!







ホームページは
こちらから…


■「股関節セミナー 2011秋」
 追加募集のお知らせです。
 ご希望の方は、こちらをご覧になられましてお申し込み下さい。
 どうぞ宜しくお願い致します。

 多数のお申し込みをありがとうございました。
 定員に達しましたので、一旦募集を締め切らせていただきます。

 

■「12月大阪出張セラピー」
  お申し込みを開始致しました。 
 ご希望の方はこちらからメールにてお申し込み下さい。

 11月の大阪出張セラピーは、
 定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。
 

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股関節痛は正常運動の逸脱から生まれる!?

   
 よつばのクローバー
おはようございます!




先週末は、吉祥寺の秋祭りに参加してきました。
息子も生まれたときから参加しているこのお祭り。
今年は子供神輿にも参加し、親も子も大満足!
お陰で今日は左肩の“お神輿痛”ですが…(汗)




さて、本題です。


股関節痛とは、
「正常な股関節運動の逸脱から生まれるモノ」です。


骨盤(◆砲紡个靴涜臑楾頭()がスムーズに動けていれば
問題はないのですが、




様々な条件により(例えば、先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全など)
そのリズムが乱れ、ある特定方向への運動が強くなるため
関節内外のな損傷、痛みをもたらすのです。


そしてその影響は、
皆さんの靴底に現われることがあります。


歩く際にしっかり荷重し、
正しい股関節の運動が引き出されていれば、
痛みは出にくいでしょう。




ところが、右足の靴底にみられるように
外側だけが減っているということは、
それだけ、股関節のみならず膝や足首にも
ある特定方向の負荷がかかっていることが予測されます。


そうなると、
常に一部の筋肉のみを使い動くようになるので、
筋肉のコリをもたらしたり、
その一定方向の力は、関節への損傷を招くことで、
股関節の可動範囲の制限を来すのです。


股関節の使い方、問題ないでしょうか。


痛み、違和感を抱えた経験のある方は、
大事に至る前に早めにチェックしておきたいですね!







よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!


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大阪出張セラピー 9月29日(木)、10月2日(日)に空きございます。

仙台出張セラピー 10月21日(金)~23日(日)仙台に滞在致します。



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正しく体重を乗せられていますか!?


 よつばのクローバー
おはようございます!


たいていの人は、痛みを感じるとその痛みから逃げようとします。
無意識の内に逃避的な反応がおこります。


私もランニングを続けていると、
膝に痛みを感じることがあります。
オーバーワークによる痛みなので神経質にはなりませんが、
これを経験すると、再び痛みが生じる怖さから、
段々痛みがある側には体重をかけにくくなります。


そして数日後、スポーツマッサージを受けると、
片側の脚だけ筋肉が凝っているのが分かります。
既に身体のバランスが崩れ始めているのですね。


股関節症の方、股関節の痛みをも抱えている方は皆さん、
左右のバランス、体重の乗せ具合が異なります。


痛みがある方へは荷重しにくくなり、
良い方の脚を主体に動こうとします。


こうした姿勢や歩き方は、
痛みから避ける一時的な使い方としては良しとしても、
長年の継続は様々なリスクを引き起こすことにも繋がります。


股関節症患者さんの歩き方を研究した報告があります。
矢印が長いほど、関節への衝撃度が大きくなります。
reference)リハビリテーション工学 元田先生



変形性股関節症の方の歩き方にいくつかのパターンがあり、
このデータによると、
一番左側のような体重のかけ方、歩き方では、
関節への衝撃が他より増すことが示されています。


一日5000歩、歩かれる方では
2500回も大きな力が股関節に加わることになります。


軟骨のすり減り、骨の変形を生み起こすような力は、
こういった普段の日常の中から生まれていることもあるのです。


股関節痛を経験された方は、
術前であっても術後であっても、
その場限りの治療に終始することなく、
これまで関節に負担をかけていた歩き方、体重のかけ方かまで
根本的な股関節の使い方にまでに目を向けていただきたいですね。








よつばのクローバーもっと知りたい股関節痛!!


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