【変形性股関節症】先天性股関節脱臼と診断されて

 

日本における「変形性股関節症」とは、

「歩けなくなる病気、歩かなくなる病」といったイメージで捉えています。

 

痛いために動かなくなり、いざ動くと痛くなる。

 

周囲にも動かないように仕向けられ、

動く事自体が好ましくない、と誤解されがちです。

ただ痛いとの理由で動かなくなると、将来、本当に動けなくなる事があります。

 

従来の変形性股関節症のリハビリといえば、

40分ないし60分ベッドに横たわり、運動指導を受けたり、

徒手的な療法を受けたり、いわば、受動的な関わりが一般的でしたが、

今では変わりつつあるようです。

 

保存療法の先進、海外では、どこの国もStay Acviveと口を揃え、

「動きながら痛みを解消する」考えが主流です。

 

ginzaplusが注目するアプローチの一つ「歩行」に関しては、

歩くことによる軟骨への影響、また具体的な歩数まで報告されます。

 

長年痛みを患ってきた方には理解が難しい面もあるかも知れませんが、

股関節痛の原因が明らかになる中で、

痛みがあるうちは歩いてはダメといわれていた時代から、

歩く事が良しと立証されはじめ、

ただ歩ければ良い時代から「どう歩くか」あるいは「何歩歩くべきか」

詳細に改善へ向けたプログラムが確立されはじめています。

 

今日は症例紹介です。

40代の女性です。

 

【医療機関で診断された病名】

先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、変形性股関節症

 

【解説】

出産後、股関節脱臼のためギプス治療を受け、

その後症状は落ち着いていましたが、

40代に入り突然動けなくなることがありました。

気温の変化、長時間の歩行時には痛みやだるさを訴え、

医師から骨切り手術も勧められたことで、

好きなハイヒールも避けて生活していました。

ただ、日常的に不便を感じることも少なかったため、

少しでも粘りたい、との強い思いでご相談にみえました。

ginzaplusでは二回の施術を行い、

初回施術後には股関節の可動域と歩容、痛みの改善が認められ、

1ヶ月後の二回目にお会いした際には、

笑顔もみられ、症状はすっかり解消されていたため、

次回は半年後をお約束し終了としました。

 

【理学療法士コメント】

変形性股関節症関連の診断名が下されると、

ヒールを履いてはいけいない、との錯覚に陥りますが、

歩き方さえマスターできればヒール靴でも問題はありません。

施術前のような膝を曲げつま先から接地するようなペタペタ歩きでは、

歩幅は狭くなり、股関節も十分に働けず、

結果、可動域制限や筋力低下に繋がります。

正しい荷重の方法を身に付け、

自然と歩幅を確保できるような歩きを普段から実践できれば、

それだけで股関節にとっては効果的なリハビリです。

好きなことから逃げない、できないことを減らしていくのが、

ginzaplusが目指す保存療法です。

 

【痛み】

「たくさん歩いた時。長時間座っていた時(寒い季節のみ)。」

 

【ginzaplusへの期待】

「手術をできるだけしたくない。。」

 

【施術期間】

2回。約1ヶ月。

 

【施術前後】


 

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【変形性股関節症】臼蓋形成不全と診断されて

 

9月1日(木)、日付が変わった深夜0時から

10月の予約受付を開始します。

朝までの間に大体2/3程度は埋まってしまいます。

初回をご希望される方、できるだけお早めにお申し込み下さい。

またキャンセル空き情報はTwitter上でも公開しております。

併せてご参照下さい、よろしくお願い致します!

 

さて、変形性股関節症では初期時の対応が極めて肝心です。

 

特に臼蓋形成不全。

医療機関では臼蓋形成不全を発覚しても、

予防的な方法を指示されることもなく、

定期健診による進行具合の確認程度、

場合にっては、将来的な手術が示唆され、

積極的に症状の進行を食い止めようとする試みは少ないでしょう。

 

しかしながら臼蓋形成不全も注意深く観察してみると、

臼蓋形成不全が存在しても痛みがある人がいたり、ない人がいたり、

幼少期からの身体の使い方や生活環境が似ていたり、

発症時期が出産前後に集中していたり、

ホルモンバランスが崩れやすい年齢に好発するなど、

痛みの原因が決して骨だけの問題ではないことが分かります。

 

私が理学療法士の視点から最も注目しているのは「歩き方」です。

 

臼蓋形成不全を発覚し10年、20年と経過してきた方たちの多くは、

「歩き方」に問題を抱えています。

どんなに効果があるとされる鍼やカイロ、マッサージを受けても、

あるいは、どんなに過酷な筋力トレーニングを積んできても、

歩き方がそれなりであれば、

やはりそれ相応の結果が待っているのかも知れません。

 

ある程度のハンディキャップ(脚長差、動きの制限、筋力低下など)

があっても、持てる最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、

健常者に近いレベルにまで引き上げることが再発予防、

将来への安心に繋がります。

 

今日は、症例紹介です。

40代の女性です。

 

【医療機関で診断された病名】

臼蓋形成不全

 

【解説】

幼少期から歩き方の癖を指摘され出産後から股関節痛を発症。

趣味で続けたフランダンスによりさらに悪化。

育児中は添い寝で痛みが増悪し、

最近ではポキポキ関節音が気になりはじめ、

階段昇降の際にも力が入りにくくなっていました。

訪ねた先の整形外科の医師からは

「先天的な骨の問題だから何もできない。」

とのコメント。

ginzaplusでは一回の施術で運動時の痛みは解消され、

歩容も改善されています。

 

【理学療法士コメント】

幼少期から内股傾向がある方は要注意です。

臼蓋形成不全を発症しやすく、

歩行時においては股関節を伸ばす、蹴り出す運動が苦手なため、

股関節をはじめとしたその周囲の関節に痛みが生じやすくなります。

医療機関では早い段階での手術が宣告されることもありますが、

これまでの不適切な身体の癖を改め、

正しい重心の位置や荷重のタイミングを新たに身につけることで

早期解決、症状の進行を予防が可能です。

 

【痛み】

階段を上がる時。横向きで寝る時。」

 

【ginzaplusへの期待】

「日常生活がスムーズに送れるようになりたい。」

 

【施術期間】

1回。

 

【施術前後】

 


 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【勉強会開催のお知らせ】最新の股関節治療事情 2016 in 大阪(9月)

 

「保存療法」についての勉強会を開催致します。
当日は講義と実技を予定しております。

動き易い格好でお越し下さい。

 

内容:
前半の講義では「保存療法」にはどういう方法があるのか、
世界の実績をもとにご説明します。
正しい筋力トレーニングの仕方と日常動作で気をつけるべきポイント。
1日の歩行量の目安やインソールの効果、

関節症によいとされる食べ物に関してまで。
今年3月にオランダで開催された

「変形性関節症国際会議2016」の内容をご報告します。
また、最先端の手術療法についてもご説明させていただきます。
後半の実技では、
痛みの予防と再発には欠かせない

「正しい姿勢と歩き方」の指導を行います。
意識すべき筋肉、重心の位置など股関節を安全に、

上手に使うためのポイントを確認しましょう。

 

日時:2016年9月9日(金)午前10時〜 約2時間

場所:JR大阪駅そば「ホテル グランヴィア大阪」21階会議室
参加費:¥4.500(ginzaplus会員¥2.500) ※銀行振込をお願いします。

定員:30名(キャンセル待ち 9/5現在)

対象:患者さまが対象です。
先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、変形性股関節症、

股関節唇損傷など股関節疾患を診断された方、

 

申込み:事前申込みが必要です。
ご希望の方は、
こちらのお問い合わせフォームよりお申し込み下さい。

定員になり次第締め切らせていただきます。
 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【変形性股関節症】大腿骨頭壊死と診断されて

 

如何なる股関節痛にもまずは保存療法です。

ただ、関節内の炎症が疑われる「猛烈な激しい痛み」がある場合、

保存療法にも限界があるかも知れません。

 

それでも例外は存在します。

一回の施術で劇的な改善をもたらすこともあるので、

常に希望をもって施術にあたります。

 

さて今日は、症例紹介です。

30代の女性です。

 

【医療機関で診断された病名】

大腿骨頭壊死症

 

【解説】

出産後の育児と無理な開脚ストレッチをきっかけに股関節痛を発症。

その後、膠原病治療のステロイドの副作用により、

全体の約40%の壊死が確認され、大腿骨頭壊死と診断されました。

担当医師からは「杖をついて痛みに耐えるよりかは手術をした方が。」

とのアドバイスでしたが、

手術をすることで本当に全ての痛みがとれるのか、

また、海外で手術を受けることに不安を抱え、ご相談にみえました。

 

ginzaplusでは、

一時帰国中の一回しか施術は行えませんでしたが、

再来日の際には車椅子の必要もなくなり、

当時の痛みはすっかり解消され、現在は、更なる可動域の改善、

筋力強化に取り組んでいただいております。

 

【理学療法士コメント】

手術が必要かどうかは、まずは保存療法を試してみる必要があります。

特に大腿骨頭壊死でも今回のケースのように、

原因不明あるいはステロイドの副作用によって股関節痛が生じた場合には、

最も痛みの強い時期さえ上手にしのげれば、その後、

健常者並みの運動機能を獲得できる場合が多くあります。

保存療法に期待されるのは、予後を予測した適切な運動方法と運動量の設定です。

 

【痛み】

歩行時

 

【ginzaplusへの期待】

「痛みがなくなること。」

 

【施術期間】

約8ヶ月、計2回。

 

【施術前】

 

【施術後】

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【変形性股関節症】日本の股関節治療の行方

 

移転をし約1年、だいぶ落ち着いてきました。

これまでのデータも整理しながら、新しいことにも着手し始めています。

 

私が股関節症の方に携わるようになって、

真っ先に調べはじめたのは「世界の動向」です。

 

日本では、どこへ行っても手術、手術。

これは、本当なのだろうか。

今年は変形性関節症の国際会議に参加してきましたが、

ここへ出席すれば答えはすぐに見つかります。

 

何も、日本のように「臼蓋形成不全」を病的に扱うこともありませんし、

痛みの原因を軟骨のすり減りや骨の変形だけではなく、

様々角度から検証しいくつもの可能性を提示します。

 

一番の問題は、こうした最先端を学ぶ場に、

日本の専門家がほとんど参加していないことです。

文書で学ぶには限界があります。

実際にその目で確認し、議論を交わし、

自分とは別の領域に声にも耳を傾ける、

これほどの価値はないでしょう。

 

日本では狭い範囲の中で、

特定の専門家を介し、答えを見つけ出そうとしています。

これは世界の常識と比べればナンセンス、

そんなに簡単なものではありません。

 

世界の専門家が辿り着いた先は、

身体への負担の少ない治療、そして確実な効果を得られる手法です。

 

人工関節を受けるには多額な費用がかかります。

個人負担は150万円〜250万円、国により異なりますが、

そこへ日本では高額医療も認められ、我々の「税金」が投入されるので、

「痛み」を鈍らせます。

しかし、この場へ参加する主要国は、これを非常事態と受け止めています。

 

簡単にメスを入れることは推奨しませんし、

それぞれの医師、理学療法士、各種専門家が、

プライドをもって、国単位で負担を減らそうと努力をしています。

 

今後の日本はどうなってしまうのでしょうか。

 

手術が容易に受けらえる環境が整ったことは、

確かに素晴らしいことですが、

その負担は若い世代に残すことになります。

 

周囲を見渡せば、

主要都市を中心に「人工関節センター」の増設、新たな建設ラッシュ。

私の住む町でも現在複数の施設ができ、新たにオープンを迎えます。

 

世界の流れとは逆行するかのように、

専門的に保存療法を提供しようとする流れは断ち切られ、

世間の意識は手術に益々傾くことになるでしょう。

 

最少侵襲による人工関節の窓口が一層広がり、

リハビリの期間は短縮し、理学療法士に出会う機会さえなくなり、

一方で、従来の手術と、手厚いリハビリを謳い文句に、

2極化の構図が予測されます。

 

患者さまにとっては、真実が伝わりにくくなる厳しい現実。

それでも、問題の本質を見抜く努力を惜しまず、

ご自身の望む治療に辿り着けることを期待しています。

 

昨年立ち上げた新たなホームページには、

股関節症治療の現状と問題点を分かりやすくまとめています。

治療選択のヒントになれば幸いです。参考書代わりにお役立て下さい。

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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