【臼蓋形成不全】変形性股関節症「進行期」の保存療法の考え方

 

病期シリーズ、最後は「進行期」です。

進行期を最終回に取り上げたのは、進行期はそれだけ慎重に関わる必要があると感じているからです。

画像上も非常に不安定な状態であり、保存療法の過程でも進行期→末期への移行は十分に考えられます。関節内外、様々な痛みも生じ易い時期ともいえます。また「進行」という表現からか過剰な不安を抱えている方も多いことでしょう。それでも、様々な不安や痛みに耐え、運動量を落とさず、適切な保存療法のメニューを実践してこれると、画像所見上も安定した新たな自分と巡り会えます。

 

さて、本日も症例紹介です。

ご相談頂いたのは50代の女性、変形性股関節症「進行期」と診断された方です。

 

【医療機関で診断された病名】

変形性股関節症、臼蓋形成不全

 

【解説】

こちらの方も、ginzaplusの開業当初(2009年)からフォローさせていただいております。今回は中間報告です。まずは経過です。10代で股関節痛を発症し、ママさんバレーから股関節痛が増悪。医師からは手術を勧められましたが、ご本人の意思でリハビリを開始。民間療法を訪ね歩き、何とか維持できるまで改善しました。しかし、年齢と伴に徐々に悪化。外出時には、杖とキャスター付きのバッグが手放せなくなりました。ginzaplusへご相談にみえ、本格的に保存療法を開始してからは、徐々に改善が認められ、9年後の現在は、靴下、爪切りなどには多少の苦労はあるものの、それ以外な不自由なく、仕事も復帰できています。現在は医師の定期診断と年に1回、理学療法士のチェックも受けて下さっています。

 

【理学療法士コメント】

骨の変形が始まりかけた進行期は、運動療法の継続により、少しずつ痛みの質も変わり、また、画像所見上も変化が起こり易い時期です。患者様との十分なコミュニケーションと伴に、安心して保存療法を継続できるようなサポートが必要です。

画像:初期の軟骨の隙間が不明瞭な股関節は、運動強度が増すに従い、骨は修復され骨棘も形成されました。形は変えましたが、綺麗な股関節に仕上がっています。

歩行:杖とキャスターバッグに頼っていたことから、左右の揺れが大きな歩行でしたが、歩行トレーニングを継続することで、今では健常者並みの歩行が実現できています。

日常生活動作:骨の変形が著しく可動域は制限されていますが、しゃがんで立つ、階段昇降は手すりを利用せず、安定して行えています。階段、踏め面での方向転換は素晴らしいの一言です。

前回の末期同様、進行期の場合も症状の安定までには、1〜2年を要します。その間、運動量、運動方法、股関節周囲のメンテナンスを怠らず、且つ、精神的なサポートさえ充実すれば、同様の効果を実感いただけるでしょう。また、たとえ症状が安定しても、これまでの使い方の癖が度々表出される場合もございます。定期的な 理学療法士によるメンテナンスは欠かせません。

 

【痛み】

「動くときはいつも。」

 

【ginzaplusへの期待】

2009年保存療法開始当初:「何とか手術は避けたい。」

2017年現在:「お陰様で痛みなく動けています。」

 

【施術期間】

 約7年、計25回

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

 

「公開講座」

■東京・湘南

 11月18日(土)午前10時〜12時15分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター湘南教室

■東京・新宿

 12月9日(土)午後12時30分〜14時45分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター新宿教室

■福岡・博多

 12月16日(土)午後13時〜15時

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター福岡教室

 

「出張施術」

■大阪 11月14日(火)〜16日(木)  10/1日よりホームページ上で予約受付開始します

■博多 12月13日(水)〜16日(土)    11/1日よりホームページ上で予約受付開始します

 

 

ginzaplus 佐藤正裕

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【臼蓋形成不全】変形性股関節症「末期」の保存療法の考え方

 

変形性股関節症の「末期」との診断を受けても、まだ諦めないで下さい。

可能性は残されているはずです。保存療法を納得のいくところまで実践してみて、それでも目標に近づけないのであれば、手術を検討しましょう。人工関節の分野は、年々益々進歩しています。股関節治療においては最も発展している分野です。まずはご自身の可能性にかけてみましょう!

 

本日も症例紹介です。

ご相談頂いたのは50代の女性、変形性股関節症「末期」の方です。

 

【医療機関で診断された病名】

変形性股関節症、臼蓋形成不全

 

【解説】

ginzaplusの開業当初(2009年)からフォローさせていただいています。今回は中間報告です。この方もまた年々進化を遂げています。経過をご紹介します。30代で膝の痛みから股関節痛を発症し、40代に入ってからは脚の長さの差(脚長差)を感じはじめ、右つま先立ちでの生活が習慣化し、痛みは増悪。立ち仕事ができなくなるまで悪化しginzaplusへご相談にみえました。施術を繰り返すこと約2年、当初の痛みは改善され、9年経った今では(現在)3センチの脚長差も補高なしで安定して歩けています。もちろん杖の必要もありません。長時間の歩行時のみ痛みを訴えることもありますが、無理をしなけれが痛むこともありません。現在は半年に1回、定期チェックにお越し下さっています。

 

【理学療法士コメント】

「末期」の変形性股関節症に携わる場合、これ以上の拘縮や脚長差を発生させないことはもちろん、代償動作も上手に利用しながら、更に楽に動ける手法を探ることも、保存療法に携わる理学療法士の重要な役割と感じています。

画像:ご覧のように骨頭は形を変えてしまいましたが、しっかりと関節面が出来上がり、綺麗な股関節に仕上がっています。当然もうこれ以上の進行の心配は要りません。

歩行:施術前のように前傾姿勢を腕でバランスを取るような歩き方では、やがて身体のあちこちへの負担が懸念されます。痛みの治療と併せて、早期から歩行トレーニングを実践したおかげで、横揺れが生じにくい、歩幅の大きな歩きが実現できています。現在は、補高靴なしでも、安定して歩けるようになりました。

「末期」では、おおよそ1〜2年が症状の改善までの目安です。その後も、ご本人の活動量や希望に応じて定期的なチェックが望まれます。

 

【痛み】

「歩くと痛む。」

 

【ginzaplusへの期待】

2009年保存療法開始当初:「立ち、歩きが痛くなく出来ること。」

2017年現在:「長時間歩いたときに痛む程度ですが、こちらで施術、歩行指導を受けたおかげで、現在のところ経過観察できています。」

 

【施術期間】

 計29回、約7年

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

「公開講座」

■東京・湘南

 11月18日(土)午前10時〜12時15分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター湘南教室

■東京・新宿

 12月9日(土)午後12時30分〜14時45分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター新宿教室

■福岡・博多

 12月16日(土)午後13時〜15時

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター福岡教室

 

「出張施術」

■大阪 11月14日(火)〜16日(木)  10/1日よりホームページ上で予約受付開始します

■博多 12月13日(水)〜16日(土)    11/1日よりホームページ上で予約受付開始します

 

 

ginzaplus 佐藤正裕

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【臼蓋形成不全】変形性股関節症「初期」の保存療法の考え方

 

変形性股関節症の「初期」と「進行期や末期」の場合では、保存療法の進め方や考え方が異なります。

 

「初期」では、積極的に健常者並みの動きの獲得を目指すのに対して、「進行期や末期」では代償動作も上手に利用しながら、廃用症候群の予防、変形性股関節症特有の拘縮や脚長差などの発生を極力抑える、リスク管理も徹底していく必要があります。

 

さて、本日も症例紹介です。

ご相談頂いたのは50代の女性、変形性股関節症「初期」の方です。

 

【医療機関で診断された病名】

臼蓋形成不全、先天性股関節脱臼、ヘルニア

 

【解説】

ご相談内容です。

「大腿部に鈍痛があります。 昨年秋に椎間板ヘルニア、2016年12月に寛骨臼形成不全と診断されました。特に治療は受けておらず、週に2〜3回ジムに通っています。 医師には将来的に人工股関節の手術の可能性もあると言われました。」

幼少期から開脚動作が苦手、バレエのレッスンでも違和感を感じておりました。出産後も順調に経過していたものの、最近になって始めた趣味のカメラをきっかけに股関節痛を発症。しゃがんだり立ったりを繰り返している内に、股関節周囲に痛みを訴え、かかった先の医療機関ではレントゲン画像とMRIの結果から臼蓋形成不全、将来的には手術が必要と言い渡されました。ginzaplusで保存療法を開始してからは、速やかに痛みは解消、歩容も改善。再び自信を取り戻し、これまで通り趣味活動を再開できています。

 

【理学療法士コメント】

変形性股関節症の初期の場合では、多くの痛みは筋肉や筋膜の癒着に由来する事が多く、徒手療法が痛みの改善には期待できます。同時に考えなくてはならないのは、筋肉に問題が生じるからには、何か「動き方」にも問題があるはずです。「筋肉」と「動き方」、両面からアプローチする事で短期に症状の改善が可能になります。

特に痛みが現れる部位は、大腿四頭筋の一部でもある大腿直筋それと大腿筋膜張筋。この2箇所を丁寧に緩めて上げると、次第に痛みは緩和されてきます。そして、偏った荷重と小刻み歩行は、上記筋肉を刺激し股関節痛に直結します。ちょこちょこ歩きは、ストライドの大きな歩容へ改善させておく必要があります。軽症の場合ならおおよそ3〜6ヶ月が目安です。症状や運動の理解度によっても多少前後はあるものの、この期間に、痛みの部位の特定とその原因にまで及んだ施術が実践できれば、進行予防に繋がります。

 

【痛み】

「長時間歩くと左太もも前に痛みが出ます。」

 

【ginzaplusへの期待】

「手術は絶対にしたくない。」

 

【施術期間】

 計3回、約5ヶ月

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

 

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■東京・湘南

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 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター湘南教室

■東京・新宿

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■福岡・博多

 12月16日(土)午後13時〜15時

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター福岡教室

 

「出張施術」

■大阪 11月14日(火)〜16日(木)  10/1日よりホームページ上で予約受付開始します

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ginzaplus 佐藤正裕

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【変形性股関節症】保存療法 オンライントレーニングの導入について

 

皆さんは、「NHKスペシャル シリーズ人体」ご覧になっていますか。

CGを利用して非常に分かりやすく身体のメカニズムが紹介されていますね。先週は、筋肉を使う事の重要性、脂肪の知られざる役割などについても触れられていましたね。変形性関節症に関していえば、"メタボリック軟骨"という言葉があるように、肥満傾向の方では、軟骨そのものの組成が健常者とは異なる事が分かっています。だから、医療機関では痩せなさい、といわれるワケですね。大柄の方であっても、筋肉があれば痩せる必要もないはずなのですが。

 

さて今日は、「保存療法 オンライントレーニング」導入のご案内です。まだ準備段階ではありますが、年内には本格的に始動の予定です。

 

保存療法の発展が目覚ましい海外では、思考を凝らし様々な方法で実践されています。

私も昨年からオランダ、スペイン、そして今年はインドでの国際学会に参加し、最新の情報に触れてきましたが、保存療法へ意欲のある国々では、日本とは全く異なる方法で保存療法を実践しています。全てを見習う事はできませんが、国単位で積極的に取り組んでいるところでは、誰にでも利用可能なシステムが作られ、患者教育と運動療法が各種専門家によりスムーズに導入されています。日本でも同じような方法で実践できるのが理想ですが、残念ながらまだまだその域には至っていません。但し、他の国で成果を上げている以上、指をくわえて眺めているワケにはいきませんね。真似できるような素晴らしいシステムはぜひ活用させて頂きましょう。

 

ginzaplusが導入する「保存療法 オンライントレーニング」は、皆さまとのコミュニケーションの手段の一つになります。施術の際にチェックを受けた指導箇所や運動メニューなど、その時は理解したつもりでも、どうしても忘れがちであったり、継続が困難である場合が多くあると思います。そうしたケースでも、このシステムを活用する事で、携帯端末やパソコンでも、いつでもどこでも運動課題を再確認し、安心して正確な運動メニューを継続できる事をサポートします。保存療法を成功へ導くためには「安心」と「継続」、そして施術者側との「コミュニケーション」にあると感じています。

 

将来的には、遠隔地へお住いの方へも症状や動作などを動画でお送り頂いて、症状から運動メニューを作成し保存療法を実践して頂けるよう検討しています。まずはginzaplusの会員さま向けへ、年内より導入予定ですので、ぜひ楽しみにお待ち下さい。

 

 

「公開講座」

■東京・湘南

 11月18日(土)午前10時〜12時15分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター湘南教室

■東京・新宿

 12月9日(土)午後12時30分〜14時45分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター新宿教室

■福岡・博多

 12月16日(土)午後13時〜15時

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター福岡教室

 

「出張施術」

■大阪 11月14日(火)〜16日(木)  10/1日よりホームページ上で予約受付開始します

■博多 12月13日(水)〜16日(土)    11/1日よりホームページ上で予約受付開始します

 

 

ginzaplus 佐藤正裕

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【変形性股関節症】書籍の出版について

 

来年2月に本を出版させて頂く事になりました。

 

一般的な変形性股関節症の病気を説明する内容ではなく、一歩踏み込んで、より実用的な仕上がりを予定しております。あくまでも、これまで学んできた世界の標準的な診療ガイドラインに則り、そこでの考え方を中心にginzaplusが実践する独自のメソッドもご紹介させて頂きます。

 

・変形性股関節症とは、どういう病なのか

・どういった過程を経て進行して行くのか

・その代表的な症状とご自身の置かれている状況の確認

・手術を避けるために必要な運動の要素とは

・手術を検討するべきタイミングはどこか、など

 

日本では保存療法 vs 手術療法との印象で捉えられがちですが、実際には全くそうではなく、質の高い保存療法さえ実践できれば、早期のうちにほとんどの痛みは解消されるのです。手術療法が検討されるのは、保存療法では改善が認められなかった場合のみです。ところが日本では、制約的な問題から積極的な十分な保存療法がまだ実現できていないよう状況です。薬と簡単な運動療法のみで、保存療法の存在すら知らされないまま、手術に向かわれる方も多い事でしょう。保存療法とはその方の「生活全体」を指します。こんかい出版させて頂く書籍が、変形性股関節症という病態全体を捉える上で一冊の教科書、「患者教育」の一環としてお役立て頂けましたら幸いです。

 

冒頭ではginzaplusが提唱するオリジナルの運動療法もご紹介しております。これまで病院でリハビリを実践してきたけど、どうも効果を実感できない、逆に痛みが強くなったなど、そうした悩みへも、具体的な方法やその効果とメカニズムを分かりやすくご説明し、対応できるようまとめております。

 

変形性股関節症との診断を受けた際、それを乗り越えるためには「軸」となる考え方が必要です。

ここさえブレなければ、様々な症状にも対応できます。また、考えを裏付けるだけの「動き」の基礎も育んでおきたいですね。本のタイトル通り、まさにご自身で痛みの原因を知り、克服できる術や考え方を学習して頂けます。

 

来年2月に書店へ並びます。ぜひ参考になさって下さいね!

 

 

「公開講座」

■東京・湘南

 11月18日(土)午前10時〜12時15分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター湘南教室

■東京・新宿

 12月9日(土)午後12時30分〜14時45分

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター新宿教室

■福岡・博多

 12月16日(土)午後13時〜15時

 申し込み受付先:朝日カルチャーセンター福岡教室

 

「出張施術」

■大阪 11月14日(火)〜16日(木)  10/1日よりホームページ上で予約受付開始します

■博多 12月13日(水)〜16日(土)    11/1日よりホームページ上で予約受付開始します

 

 

ginzaplus 佐藤正裕

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