【変形性股関節症】先天性股関節脱臼 短期治療の成果

 

おはようございます。

東京も急に寒さが増し、痛みを訴えご相談頂いております。

出張施術は来週は大阪の予定です。来月には福岡へ伺います。

勉強会は来月、神奈川県・湘南で開催されます。

私は、これから朝スイムに出かけます。皆さんも元気にまいりましょう!

 

さて、今朝も症例紹介です。

30代の女性、会社員の方です。

 

【医療機関で診断された病名】

先天性股関節脱臼

 

【解説】

元々股関節の治療経験はなく、幼少期から不自由に感じることはありませんでした。

社会人になってからはスキューバーダイビングやヨガを始め、股関節に異変を感じるようになったのは30代に入ってからです。ある日突然激痛が走り、専門医師を訪ねたところ先天性股関節脱臼という診断名を初めて聞かされました。医師からは一年毎の定期検診と痛みが出たらすぐ来るようにとだけ告げられ、最近ではヨガでもできないポーズが増え、バキバキ音も気になり始めたため、将来の生活が不安になりginzaplusへご相談にみえました。痛みは落ち着いていたため、股関節への負担になるような動作を一通り確認し、歩き方のチェックを行い、今後は半年に一回のペースでお越し頂くようお願いしました。

 

【理学療法士コメント】

幼少期には何の問題もなく突如襲いかかる股関節痛。医師からは先天的な骨の問題と聞かされ寝耳に水、驚かれた方も多いことでしょう。運動を続けていた方はそのまま続けて頂いても結構ですし、リハビリだからといって無理に慣れない筋力トレーニングに励む必要もありません。同年代の方と同じように動いて頂いて大丈夫です。ただ唯一、確認しておきたいのは体重を支えた際の「股関節の使い方」です。

先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全がある場合、一般的に受け皿の臼蓋とボール状の骨頭との間にアンバランスが生じます。痛みが生じかばって使い始めると、受け皿とボールとの関係が徐々に悪化し、体重を乗せた時には臼蓋の縁、軟骨が薄い箇所で荷重し始めます。一番分かりやすいのは「歩き方」です。後ろからみた時には、痛みがある側(あるいは健側)へ大きく肩を揺すってはいないか。横からみた時には、前傾姿勢、トボトボ歩きになってはいないか。自覚症状がある、もしくは、家族友人に指摘された経験があれば、早めに取り掛かっておきましょう。歩く際に正しく股関節を使えれば、それだけで筋肉の柔軟性は解消され、動くのに十分な筋力が付いてきます。

変形性股関節症の痛みも、初期においては出たり引っ込んだり、波もあり、自然消滅することも多々あります。そのため皆さんも放置し見過ごしがちですが、短期に改善を目指す上ではこのタイミングこそ進行予防、再発予防に最適です。

先天性股関節脱臼があったとしても、早期に適切な保存療法の指導を受けられれば、将来的に手術を考える必要は全くありません。左右の可動域、脚長差にも問題がなければ、健常者並みのかなり高いレベルのQOLの実現も可能になります。どのように動いて良いのか、運動量やその方法など、曖昧になっていれば早めに専門家に相談しましょう。

 

【痛み】

「たくさん歩いた日、翌日。」

 

【ginzaplusへの期待】

「今は痛みはないものの、どう生活したら良いか教えて欲しい。」

 

【施術期間】

1回。

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【変形性股関節症】臼蓋形成不全 短期治療の成果

 

明けましておめでとうございます。

東京は青空に恵まれた清々しいお正月となりました。

ginzaplusは昨日5日から新たな1年を迎えています。

 

今年も、世界標準の変形性股関節症治療の現状を発信しながら、自らも、良質な施術が提供できますよう努力を重ねていきます。手術療法と保存療法、各種勉強会も各地で開催予定です。少しでも興味がございましたら、ご活用下さい。今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

さて、本日も症例紹介からまいりましょう。

50代女性、歯科助手の方です。

 

【医療機関で診断された病名】

臼蓋形成不全

 

【解説】

幼少期から開脚動作が苦手であり、転び易く、ご両親からも歩き方の指摘を受けてきました。影響が現れるようになったのは10代に入ってから。徐々に股関節周囲に痛みを覚え、跛行も目立つようになり、休日には出歩くことを控えていました。近医の診断では臼蓋形成不全、手術を勧められましたが、どうしても手術を回避したく、医師から処方された湿布と民間療法で様子をみてきましたが、いよいよ限界を感じginzaplusへご相談にみえました。保存療法を開始してからはすぐさま効果を実感され、現在は仕事を継続しながらランニングも再開、1日5000歩を目指し順調に回復されています。

 

【理学療法士コメント】

日本では臼蓋形成不全を発覚すると先天的な問題、将来的に手術が必要と説明され、たとえ早期に発見できたとしても適切な指導を受けられずに手術に至ってしまうケースが多くあります。骨の形状異常だけが痛みの原因ではありません。臼蓋形成不全が単独で症状を進行させることは稀であり、幼い時からの生活習慣(床での生活や内股)や家庭環境(子育て、介護、引っ越し)、仕事内容(長時間のデスクワーク、重労働)など複数の要素が重なり合って股関節痛を発症させます。特にこちらの患者様のようにレントゲン画像上、確かに屋根の浅さは確認されても、多少の骨盤の歪み以外は目立った左右差もなく、骨太でしっかりとした股関節です。このような状態でメスを入れるのはもったいない。医学的に骨の問題と診断されても、過去の経過にこそ股関節症の要因が多分に含まれています。初発年齢が10代後半ということで病状への理解も心配されましたが、動くことへも非常に意欲的であったため、すぐにでも効果を実感頂けました。

保存療法では骨を治すことはできません。但し、これまでの身体の使い方の癖や疲労を解消させることで、痛みを短期に取り除くことは可能です。後は、本人の意識次第で再発予防も十分に期待できます。

 

【痛み】

「何かが引っ掛かった様に動かなくなる。 太ももが痛くて上げられなくなる。 体育座りをすると詰まった感じがする。」

 

【ginzaplusへの期待】

「有酸素運動や軽いランニングをしたいです。月1回の整骨院、毎週のインディバ加温からの卒業。」

 

【施術期間】

約2ヶ月、計2回。

 

【施術前・施術後 (クリックで動画に切り替わります)】

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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2016年とこれから

 

昨日12月28日をもちまして、本年度ginzaplusの仕事納めとなりました。

ブログやホームページ、講演会を通じ、昨年以上に多くの皆様に保存療法へチャレンジして頂き、本当に嬉しく思っております。

変形性股関節症に関わらせて頂くようになって、私がまずお伝えしなければならないと思ったのは、手術以外に「保存療法」という介入手段がある、という事実です。海外では日本よりもずっと先にその効果を立証し国単位で活動を続けています。しかし、ご存知のように日本では医療システム上の問題や医療者側の意識の違いから、十分な保存療法が提供されていません。見渡せばここ数年で人工関節センターが各地に乱立し始め、治療の主流は確実に「手術」に傾きつつあります。それでも世界の臨床家は保存療法の効果を強調し普及させようと取り組んでいます。だからこそ同じ視点で、医療とはまた別の角度から、保存療法への理解を広く多くの方にお届けしたい、と思っております。

 

来年前半までの予定です。

 

【2017】

1月・・・大阪出張施術

2月・・・福岡出張施術、朝日カルチャー講演会(湘南)

3月・・・(トライアスロン)

4月・・・大阪出張施術、朝日カルチャー講演会(新宿)、(トライアスロン)

5月・・・仙台出張施術

6月・・・朝日カルチャー講演会(湘南)、朝日カルチャー講演会(福岡)、福岡出張施術

 

今年はあまりの忙しさにほとんど出場できませんでしたが、来年はトライアスロンへも力を入れます。以前のブログでも公言した通り目標は50代での世界選手権へ出場!です。皆様の挑戦とともに自分自身も成長し続けたいのです。私の理学療法士としての人生は「保存療法の普及と発展」それと「トライアスロン」、この2つに尽きます。苦しい時の支えになるのが、トライアスロンで鍛えられた体力であり精神力。それらが活かされるのがまさに皆様との保存療法の現場です。

 

これから日課の朝ランに出かけてきます。

来年度も多くの皆様にお会いできますのを楽しみにしております。

どうぞ良いお年をお迎え下さい。年明けは5日(木)からスタートです!

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【股関節唇損傷】股関節鏡視下手術後の画像所見の変化

 

来年へ向け講演会のご案内です。

現在のところ2月に神奈川県・湘南で4月には東京・新宿での開催が予定されています。

「股関節痛の予防と改善」をテーマに、日常生活動作から股関節痛の発生原因について考えてみたいと思います。また海外における保存療法の取り組みについてもご紹介させて頂きます。ご希望の方はこちらからお申し込み下さい。

 

さて、今日も股関節鏡視下手術後のリスクについてです。

 

前回のブログでは手術後の歩き方ついて触れました。

今回はその後のレントゲン上の変化です。「手術は成功」とはいっても痛みをかばって歩き続ければ、やがてその影響は画像上にも現れます。

 

 

股関節唇損傷の手術には、縫合術や切除術、出っ張った骨を削ったり、足りない屋根を補ったり、靭帯を移植したりなど、医師により各種趣向を凝らした手技が実践されます。しかし、たとえ高度な治療技術をもっても適応を誤れば、一気に症状は進行します。おふたりとも50代、術後1年も経たないうちに軟骨は消失し亜脱臼へと悪化しています。手術への期待と精神的な落胆、医療への不信など、この年代でここまで悪化してしまうと保存療法でも対応し切れない場合があります。残す手段は人工関節です。過剰医療になってはいないのか、専門家の意識改革が必要ですが、患者様側もきちっとした知識をもって向き合う事が大切です。

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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【股関節唇損傷】股関節鏡視下手術後の歩容の変化

 

年末にかけて沖縄から多くのお問い合わせを頂いております。

現在のところ沖縄への出張予定はございませんが、来年2月には再び福岡へ滞在します。来年以降は年3回に増やしたいと思っております。1月1日から募集を開始致しますので、この機会にぜひご検討下さい。

 

さて、股関節鏡視下手術後のご相談が続いています。

 

相変わらず股関節鏡の専門家は、手術後のリスクについて直接患者様へは説明されませんので、今日もその後の影響について触れておきたいと思います。手術後のリハビリを携わる立場として、手術を検討中の皆様へは、ぜひとも知って頂きたい情報です。

 

 

手術をしても歩き方に問題を抱えれば、必ず、反対側の股関節もしくは他の関節に不具合を訴え始めます。10代や20代でこうした術後の状況を拝見すると将来が心配です。早い年齢で人工関節を考えなければならないかも知れません。40代以降の股関節痛へも今は内視鏡で何とかしようと専門家は必死です。但し、加齢に伴う関節唇損傷がある事も忘れないで下さい。幼少期の身体の使い方の癖、日頃の疲労の蓄積が原因になっています。歩き方を指摘されたことはありませんか?ほとんどの痛みは関節鏡を入れなくても、すぐにでも解消できる痛みだったはずです。

 

ginzaplus 佐藤正裕

 

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